はじまりは高野山から。
■日時:2025年5月7日(水)-9日(金)
■山名:小辺路(熊野古道)
■ルート:高野山▶熊野本宮大社
■目的:祈りの道に思いを馳せながら歩く
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数年前に途中まで読んで放置していた『阿吽』という漫画がありまして。知らぬ間に完結していたのを知り、全巻大人買いして一気読みしていた2024年の年末。
これは空海と最澄のお話なのですが、空海といえば高野山。高野山といえば、熊野古道にも高野山から歩くものがあったよね?なんてところからいろいろと調べていくうちに、小辺路を歩いてみたい!と思い至った2025年の年明け。ちなみに小辺路は、高野山から熊野本宮大社までをつなぐ全長約72kmの参詣道なのですが、修行のためだけでなく生活や文化の交流などにも使われた道なんだそうです。
しかし調べていて時間がかかったのが車回収問題。小辺路自体は2泊3日で歩くことができそうなのですが、縦走になるので車回収をどうするか。。普段公共機関に乗らない我が家としては、これが大変ネックなのでした。
結局行きも帰りも複数の公共機関を利用してなんとかかんとか行って来れましたが、それを含めてのレポなので少々長くなるかと。。
そんなわけで、よろしければのんびりお付き合いくださいませ。
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■1日目(5/7水)
天気:くもり時々晴れ
ルート:橋本駅▶高野山まで公共機関移動、高野山▶伯母子峠山小屋(避難小屋泊)
前日は近くの道の駅で車中泊をしまして、翌朝駐車場へと移動。駐車場はスムーズに停められるか心配だったので、事前予約できるところを探しておきました。
2日後、歩き終えて無事もどってこれますように!なんて思いながら出発です。
まずは橋本駅まで移動です。駐車場から歩くこと約10分。(700m)
橋本駅には『世界遺産のまち』なんて書かれていて、いよいよはじまる感でワクワクしております。しかし空模様がちと不穏気味。。
ここから電車▶ケーブルカー▶バスを乗り継いで、登山口となる高野山へと向かいます。
まずは電車。南海高野線に乗るので2Fへ。
時間に余裕があったので、待合スペースにてしばし休憩を。
2泊3日のテン泊装備でザックはこんなかんじ▼
わりとコンパクトにまとまったかと思います。ニゴウのは忘れちゃったけど、ワタシの重量は8kgでした!飲み水だけ持って、食事用の水は途中で汲む計画です。
山と高原地図に加えて、和歌山県街道マップを準備してきました。(取寄せ可)
山と高原地図にはない情報もあるし、これがけっこう役に立ちました。
電車がやってきました!
5:42発(6:20着)の極楽橋行きに乗車です。(490円)
途中から標高を上げながら山を登っていくので、まるで山岳鉄道のよう。ちょうどガスがまとっていて、素晴らしく幻想的な景色が見られました。しかしなぜか写真なし。。
極楽橋駅に着いたら、続いてケーブルカーに。
6:25発▶6:30着に乗って高野山駅に向かいます。(500円)
車内の天井絵がステキだった!
高野山駅からはバスに乗ります。6:35発の『南海りんかんバス 41 高野山内線 奥の院前行 2番線』に乗車。
バスは乗り場がわかるか不安だったのですが、道順に従って外に出たらすぐ目の前に停まっていて、とてもわかりやすかったです。
ここからバスに乗らずに歩いて行く人もいるようですが、1日目の工程がけっこう長いので我が家はワープしてもうすこし先からスタートしちゃいます。
実は前日は夜中に強風と雨の荒れた天気で。出発時にはほとんど止んでいたのですが、麓から見ると山にはガスががっつりまとっていました。おかげで電車からはステキな景色が見られたのですが、高野山まで上がってしまうともうそこはガスの中っていうね。。
本当はじっくり高野山を巡ってからスタートしたかったのですが、3日間の工程にするとそんな時間はなく。バスの中から大門が見られただけでもうれしかったなぁ。
高野山はまた別のタイミングでゆっくり来たいなと思っております。
am6:51
千手院橋(東)のバス停にて下車。(460円)
am7:00 @818m
公共機関の移動はようやくこれで終わり!(とりあえず行きは)
ここから小辺路のはじまりはじまり~と、YAMAPを起動するとなぜか入力不足でモタモタしてしまうということがありましたが、なんとか準備完了!バス停を下りたすぐ先にある『金剛三昧院』の看板にしたがって右折していきます。(10℃)
ほどなくして金剛三昧院入口にやってきました。ここは分岐になっているので金剛三昧院にはいかず、右手の道を進んでいきます。
お、小辺路って書いてあるね。いよいよはじまりました!
am7:15 @900m
なんて思いつつ林道のようなところをゆるやかに登りながら歩いて行くと、『ろくろ峠』というところに出ました。
高野山は昔女人禁制だったため、ここに女人堂があったんだとか。
ちょうどここで電車の途中からおなじように進んできたご夫婦といっしょになり、しばしおしゃべりを。ご夫婦のどちらかの親の実家が浜松だとかで、ちょっぴり親近感を感じるエピソードがあったり。
5分ほど小休止をしましたが、そろそろ出発しましょう。小辺路というのはこのろくろ峠が起点になるようですので、ここが本当のスタートであります。
小辺路は標高1,000m級の峠(三浦峠・伯母子峠峠・果無峠)を3度も越える険しい道のり。1日目はまずひとつめの峠である伯母子峠に向かいたいと思います!
途中、名もなき分岐を左に進みまして、
朽ちた車が残されていました。焼岳にもあったけど、撤去すると危ないのかな。
途中、谷側が開けていたり。まだまだガスがまとっております。
なだらかなアップダウンではあるものの歩き始めにはなかなかキツイ林道を進んでいくと、またも分岐にやってきました。
am7:51 @993m
薄峠であります。
ここでようやく林道から外れ左へ、まずはトレイルをぐぐっと下っていきます。
だんだんと日差しが出てきました。
山のガスがだんだんと沸き上がっていく。
またも廃れたなにか。
薄峠から20分ほどで、丁石が現れました。正面に彫られているのは弘法大師だそうですよ。
そこからすこし進んだところで、注意書きの看板がありました。高野松茸や高野槙があるから入るなよというものでした。フトドキ野郎がいるってことなんでしょうねぇ。
なにやら雰囲気の良いところに出ました!
ネットで囲まれたなにかがありましたが、生活の場なんでしょうかね。
いつのまにか青空も広がっていて、とても気持ちの良い雰囲気の場所でした。
am8:26
そこから5分ほどで御殿川橋にやってきました。
赤い鉄橋を渡っていきます。
橋の上から見えるのはこんなかんじ。新緑が気持ち良いですねぇ。
橋を渡ったら勾配のキツいコンクリ道を登っていきます。
10分弱でひとつ目の大滝の道標が現れました。右側のコンクリ道から鋭角に曲がって、車道を右へと進んでおります。
10分ほど車道をぐねぐねと歩きまして、道標のあるところを左に入っていきます。
am8:44 @792m
大滝集落に到着です。ここは東屋とベンチ&テーブル、芝生の広いスペースがありました。
すぐ横は民家ですが、雰囲気がとても良かった。工程的には短すぎるけど、ここでテント張ったら気持ちいいんだろうな~。
ちと小休止していきましょう。
広場のようなところのすぐ横にはトイレと水場▼
〇男小×1、共用×1(洋式・水洗)
〇トレペあり
〇洗面台(鏡付)あり
●水場はトイレ脇にある井戸
ここでもろくろ峠で出会った夫婦と再びいっしょになり、しばし歓談。さらに外国人のソロハイカーの方にも出会いました。
am9:04 @792m
さて先に進みましょうかね。
民家の前を通っていくようです。
鬱蒼としたところを進んでいくと、
古びた民家が現れました。
この右下の板のところ、崩壊寸前すぎてカオスになってる!乗ったら最後でしょうね。
またも民家の前を通っていくようです。
ここは空き家のようですが、先ほどの民家は住んでるっぽかったな。シーズンや週末によっては歩く人が多いだろうし、家の前をハイカーが歩いてくってワタシだったら落ち着かない。
ゆるりと登っていきます。
これはたしか水が出てるところだった記憶ですが、写真だとよくわからんですね。どうだったかな。
尾根に出たようです。
そこからすこし下っていくと、車道が見えてきました。
am9:33 @942m
高野龍宮スカイライン出合であります。
ここから水ヶ峰分岐までは車道歩き。
可愛い看板あった♡
台数は少ないけれど、車はときどき来るので注意です。しかもけっこう早い。
10分で野迫川口までやってきました。ここを左に行くと野迫川村へ行くようですが、小辺路は直進です。
野迫川口から15分弱で、水ヶ塚入口に到着です。
ニゴウの右上に伸びてくトレイルを登っていくようです。
これはなんだろうか。
ケルン。。だと思うのだけど、祀られているのか?
そんなところで【其の壱】はここまで。
お天気回復してくれて良かったわぁ。
【其の弐へつづく】



















































