前原誠司国土交通相は29日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、福島瑞穂社民党党首が連立政権からの離脱は避けられないとの認識を示したのに関連して、同党の辻元清美国土交通副大臣の処遇について「続けていただきたいと思うのが率直な気持ちだ」と述べ、続投を求めた。東京湾で行われた海上保安庁の観閲式終了後、記者団に語った。
 同相は28日の臨時閣議後、公務で海外に出張中の辻元副大臣に電話で状況を報告し、続投を要請。これに対し、辻元氏は「(副大臣を続けられるかは)よく分からない」と述べたという。
 一方、同相は、普天間移設問題に関する政府方針への署名を拒否した福島消費者・少子化担当相を、鳩山由紀夫首相が罷免したことについては「首相を全面的に支持したい。やはり毅然(きぜん)とした対応を取ることが求められている」と理解を示した。 

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