イエスは病人を癒したり死者を生き返らしたりと色々な奇跡を行っています。マルコの福音書だけでも30カ所以上出てきます。お釈迦様はこのようなことをしたのでしょうか?膨大なお経の中にこのようなことが載っているかどうかはわかりません。しかしお釈迦様はこのようなことはされていないと思います。なぜなら生きることは苦である、四苦八苦というのがお釈迦様の教えだからです。お釈迦様が奇跡を行って人を病気を癒したり死人を生き返らしたりすることは矛盾になるでしょうから。キサーゴータミーの話の中では死んだ子どもを生き返らせてくれと頼まれたお釈迦様がある方法で母親を諦めさせた話が載っています。ではなぜイエスは病人を癒したり死人を生き返らしたりしたのでしょうか。まだ生きられる人の病を治すことは解りますが、死んだ人を生き返らせたのはどうでしょうか。人は皆死ぬのにイエスはなぜ生き返らせたのでしょうか。

 病気が治る・怪我が治るということはどういうことなのでしょうか。私は仕事柄よく怪我をします。その度なぜ切り傷が塞がるのだろう、痛い関節が元に戻るのだろう、打撲傷で大きく腫れた膝が元に戻っていくのだだろうと。そこには神(あるいはグレートサムシング)が仕組まれたとてつもなく素晴らしい修復機能があるからです。 その修復機能をフル回転させるには免疫と健康とそして脳内幸福物質だと思います。楽しいことがあったり好きな人と会ったりハグをしたりすると脳内幸福物質がたくさん分泌するようです。 例え話をします。 熱烈なサユリストの人がガンを患い余命半年の宣言を受けました。 絶望して公園で佇んでいると、なんとそこに本物のさゆり様が現れたのです。 さゆり様はその人にハグをしてこう言いました。 「癌は恐ろしくありません。 あなたは抗がん剤治療を今日限りで止めて、これから言うことを行なってください。今日から甘いものを一切やめて、毎食、発酵玄米食と良い塩をたくさん摂り、毎日松葉茶・松葉ジュースを飲み、松葉タバコを吸い、そして明るく笑いのある生活を心がければ癌はたちどころに消え去るでしょう。」

絶大なさゆり様のファンであるこのがん患者はすべてを実行し、そして癌は静かに消えていくのです。これは馬鹿馬鹿しく聞こえるかも知れません。でも癌の医療の闇を知っている人であればお分かりになる部分も多いかと思います。 このがん患者はさゆり様にハグされたので脳内幸福物質・脳内麻薬・脳内モルヒネが大量に出て、言われたことを全て行いそして癌は治癒するのです。 さゆり様は多くの癒しを人々に与えますが、イエスはその比ではなかったでしょう。イエスに近寄るだけでも幸福感をえられた人は脳内幸福物質が分泌され免疫が上がったに違いありません。もちろん病気もそのぶん治ったでしょう。その当時病は神から来るものとして、その治療はユダヤの祭祀に任されていました。が祭司が病を治すせるはずもありません。神に祈って直したということにしていたのではないでしょうか。その点、イエスは民間医療の知恵は多くあったに違いありません。先程の松葉を使った健康療法がありますが、ほとんど知られていませんが、万病に効くと言われております。私もひどいアレルギーが数ヶ月で消えました。松の力はすごいものがあるのです。例えばそんな類いの療法をイエスが持っていて人々に施したとは考えられないでしょうか。イエスは貧しい村を巡って医療行為をしたそうですが、そこの村ではイエスの脳内幸福物質効果や民間療法が病人を癒やし、その噂が広がり、その噂が一人歩きして死人を蘇らせたという話にまで発展してしまったということは考えられないでしょうか。当時重い病にかかることは死を意味していたので治癒してくれる治癒神が求められたのだそうです。噂が伝わりイエスが治癒神になっていった、ということなのでしょう。病気が治っただけでは奇跡としては薄いですから、福音書を書いた記者たちは、死人を蘇らせたと言う究極の奇跡を盛り込んだ、宣教の為に、と言う事なのか、と想像するのです。様々なイエスの奇跡の話は作り話だ、と言うつもりはありません。作り話であってもなくてもどちらでもいいのです。聖書のイエスに癒やされればいいのですから。そこに「聖書の言葉は一字一句間違いのない神の言葉です」というキリスト教関係者の言葉が入ると「でっちあげ神話」になってしまうのです。