『 リアル鬼ごっこ 』 の映画やTVドラマを観て、原作まで読んじゃった ⑦ | ポンコツ*ユートピア

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地味にイカれております!

 

 

 

 

まだ終われませんでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と申しますのも、

 

 

前回メインで述べた通り、

 

 

その作品のジャンルや世界観によっては、

 

 

特に理由や説明しなくても良いことがありますが、

 

 

知らず知らず山田悠介くんやそのファンは、

 

 

上記と同じレベルで、

 

 

『リアル鬼ごっこ』 の全部について気にしなくても良いと勘違いしているというか、

 

 

そういうものであると彼らの脳味噌が認識して普通に行っていたり、

 

 

受け入れているのではないか?

 

 

 

 

 

 

という内容のつもりだったのですが、

 

 

今や創作とは無縁の人たちは、

 

 

ただ文章を読むだけで納得してしまい、

 

 

見逃せない矛盾などがあってもオツムのレーダーが働かなくなってしまったのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

この原作に関しては非常に多くの未成年者に上記の症状がみられ、

 

 

問題なのは、

 

 

本気で自作を出版しようと考えるような人物までもが、

 

 

同じ病魔に侵されているということなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の特徴について述べた内容だと、

 

 

他よりもこの原作の粗探し文が長く、

 

 

不公平に感じた方も多かったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

再び同文を載せてみましょう。

 

 

 

 

 

 

原作版 『リアル鬼ごっこ』 の特徴で述べるなら、

 

 

マスメディアが自由である西暦3000年に、

 

 

全国500万もいる 「佐藤さん」 は国王が決めた死のゲームの対象になり、

 

 

大勢が犯罪によって抵抗するけれども、

 

 

革命を起こそうとはせずほとんがルールを守って死んでいく。

 

 

 

 

 

 

何故?

 

 

 

 

 

 

「西暦3000年」 と 「王様」 については、

 

 

バカバカしいですけど、

 

 

山田ワールドとして見過ごせますが、

 

 

全国に500万もいる 「佐藤さん」 のほとんどが死のゲームのルールを守って死んでいくって、

 

 

「佐藤さん」 を舐めてませんかね?

 

 

 

 

 

 

以前に取り上げた 『名作探偵 KOTEN 』 で、

 

 

小説 『ロリータ』 について語る、

 

 

作家の山崎ナオコーラさんの言葉を思い出してしまいました。

 

 

 

 

 

 

つまり、ロリータという一個人のことを書きたかった訳ではなくって、その所謂、少女性というか、総体としての少女なんですよね

 

 

( 「夏休み特別まったり談 “名作探偵 KOTEN” ▽ ナボコフ 『ロリータ』 」 NHK Eテレ、2008年 7/28(月)22:25~22:50放送)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この原作の主人公やその周辺の 「佐藤さん」 も含めて 、

 

 

 

 

「ありふれた佐藤さんは総体に無能である」

 

 

 

 

とでも言いたいのか分かりませんが、

 

 

全国に最も多くいる 「佐藤さん」 だからこそ、

 

 

当たり前ですが様々な職業の人たちがいる訳で、

 

 

政治家や自衛官、

 

 

警察官に暴力団員など、

 

 

その他には天才から無職まで、

 

 

あらゆるタイプの人たちがいるはずなのです。

 

 

 

 

 

 

しかも、

 

 

絶対に 「佐藤さん」 以外の協力者も現れますよ。

 

 

 

 

 

 

どうしてもインチキ鬼ごっこで全国の 「佐藤さん」 を皆殺しにしたいのなら、

 

 

そうなるようによく考えなければなりません。

 

 

 

 

 

 

ただ皆殺しにしたいからできると思ったら大間違いです。

 

 

 

 

 

 

それでも良いなら、

 

 

物語を作ってめしを食うなんて誰でもできますよ。

 

 

 

 

 

 

いや間違えました!

 

 

 

 

 

 

それでも良くてめしを食えるのは、

 

 

文壇のヒーローである山田くんだけでした。

 

 

 

 

 

 

一部の作家だけでなく、

 

 

出版社や映画会社までもが素人化しておりますが、

 

 

確かに趣味でやっている訳ではないので、

 

 

売れるものを無視することはできないでしょうね。

 

 

 

 

 

 

趣味で書いたようなものが売れるので、

 

 

趣味でやっていない企業は商品にする。

 

 

 

 

 

 

当然のことですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この原作の西暦3000年は、

 

 

王族が存在する以外は現代そのままであり、

 

 

マスメディアも自由なのですが、

 

 

王様をケナしただけで死刑になる法律があるとのこと。

 

 

 

 

 

 

気が利く作家さんなら、

 

 

どう読んでも日本である 「王国」 が、

 

 

何故に西暦3000年のような支配体制になったのかまで書いてくれるでしょう。

 

 

 

 

 

 

自分が作者なら、

 

 

面倒臭くて書きたくはありませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王様はマントを羽織った昔ながらの洋風スタイルなのですが、

 

 

「王様」 自体は日本語なので、

 

 

コントみたいなコスプレなどする必要はないでしょう。

 

 

 

 

 

 

ですが、

 

 

悪意あるヤマダ童話として考えれば、

 

 

21世紀初頭の日本によく似た、

 

 

ジャパン王国としてならありではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

ユーモアがあればもっと許せたかもしれませんが、

 

 

素人でしたし難しいですよね。

 

 

 

 

 

 

因みにTVドラマ版の王様は、

 

 

何故か絵に描いたような王様スタイルの 「ごろつき」 みたいな性格になっておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山田くんが 「西暦3000年」 や 「王様」 などを大真面目に書いているのが読み取れるので、

 

 

作中で何が起こっても、

 

 

最初に冷めた気持ちがほとんどを拒否してしまうのです。

 

 

 

 

 

 

その一方で、

 

 

誠実そうな主人公が妹を見捨てるような場面もあり、

 

 

自分だけは助かりたい人間の本性を描けていると感じれる良さもあるのでした。

 

 

 

 

 

 

本当は主人公が妹を見捨てた訳ではないのですが、

 

 

悪くも読み取れる場面になっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この原作には 「佐藤さん」 を舐めた皆殺し作戦以外にも、

 

 

矛盾や無自覚が生んだ謎が散見され、

 

 

文章だけで勝負するにはかなり厳しいものになっております。

 

 

 

 

 

 

前回間違えてしまったのですが、

 

 

この原作を出版した時の山田くんは20歳であり、

 

 

書き始めたのが高校卒業して半年経った頃だったようです。

 

 

 

 

 

 

そうなると、

 

 

余計にリアルに鬼やばいと言い切れるんですけどね!

 

 

 

 

 

 

「おお!

 

 

余計以外の言葉の意味はわからんがとにかく余計なお世話だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長い自己満、

 

 

失礼致しました。

 

 

お付き合い下さった方、

 

 

ありがとうございました。