予定外に日露戦争もの3連発になりました。

〆は日本海海戦。

 

 

1969年製作となんと56年も前の作品だったんですね!

リマスターされているのもありますが、円谷英二の特撮含め古臭さ、安っぽさは感じませんでした。

輸送船を守りきれなかった第2艦隊の苦悩とか、下瀬火薬があってこその勝利であったとかなかなか良い描き方でした。

ただ、主役の東郷平八郎=三船敏郎を偉く描こうとするため、秋山真之含め周りの参謀が軽薄すぎるキライはありました。

 

製作年では1980年と11年後の「二百三高地」と共通する出演者がいいポイントでいたのも、続けて観て面白かったところです。

    「二百三高地」 →「日本海大海戦」

三船敏郎 明治天皇  → 東郷平八郎

仲代達也 乃木希典  → 明石元二郎

佐藤充  古賀小隊兵隊→ 三笠士官

結局マンガは8年前に7巻で脱落してしまってほとんど覚えてないのですが、実写映画が見放題ならいいかぐらいで観てみました。

 

 

総じて言うと、あまり面白くありませんでした。私の感性が曇っているのかもやもや

 

でも、

冒頭が203高地からキューン

実は映画「二百三高地」を観た同じ日に観たのでしたニヤリ

それに引けを取らない、いい描き方でした。

 

アシリパさんの妹役が永尾柚乃ちゃん。名前が「オソマ」であの表情がもう笑

 

日露戦争、アイヌ文化を知るきっかけとしてはいいと思います。

この映画は「坂の上の雲」ネタのときにチョイチョイ触れてきましたが、最後に観たのはブログを始める前で15年以上前。

いつか再び(三度?)観るべきとは思いつつ先延ばしにしてました。

日露戦争終結から120年、今年観ておかなければということで。

 

 

乃木さんの憔悴と小隊の悲惨、ロシアも単なる憎き敵ではない、を描いたというところでしょうか。

途中の歌やら何やらを飛ばし飛ばししてしまいましたが、名作であり金字塔であることに間違いはありませんでした。

 

これを観て、全てを背負った乃木将軍、決して愚将ではなかったことを確信しました。

 

次は「日本海海戦」。