前記事に続いて一気に読了。

ブログで教えていただいた作品でした。いい機会であれこれいい巡りになりましたニコニコ

 

岩国出身の幕末~明治軍人 有坂成章と彼が発明した銃、砲を描いたドキュメンタリー。

 

読み始めてすぐにブログの書き出しを決めました。

『幕末の長州好きになってから30有余年、

岩国に住んでから20有余年、

時代に貢献したこの人を知らなかったとは汗

 

 

が、前記事の通りドラマ「坂の上の雲」に登場したからには原作を読んだときに目にしていたはず・・・

”旅順総攻撃”の章がある第四巻(松山に連れて行った記念巻ですw)を手に取ると1ヶ所折り目がひらめき電球

まさにそこが有坂成章登場のページでしたガーン

30有余年前にも、7年前にも目にはしてたのでした。完全に忘れてたガーン

約1ページ。セリフはほぼ原作の通りなのも確認できましたニヤリ

 

前置きが長くなりました。

日露戦争から太平洋戦争まで銃は村田銃と思ってました。

実はこの有坂成章が発明、改良した銃が正式になっていて、この性能が勝因の一つになっていたとはひらめき電球キューン拍手

岩国でも全然語られてないです真顔

 

自衛隊員の後に東工大大学院というこれ以上ない経歴の筆者・兵頭二十八(山本五十六の半分という意味だろうか?)によるドキュメンタリーというのがまたいいところ。科学的に銃・砲が語られます。理系の私でも難しい箇所がいっぱいではありました。

有坂の幼年に合わせて幕末の岩国の動きの記述があるのも嬉しいです。

 

なるほどと思った点を箇条書きで。

・岩国兵は四境戦争ではあまり活躍せず(まあ四ヵ国艦隊から蛤御門、太田・絵堂と歴戦の長州軍に劣るのは仕方のないことです)

・鳥羽伏見の戦いでは大坂城一番乗りは岩国隊

・旧軍への調査に基づかない批評への反論

こと旧軍の小銃と戦車に関する限り、司馬遼太郎氏こそが「自虐史観」の権威ある放送塔であった。

・日露戦争では白兵戦(銃への着剣)を前提としてなかった。

・旅順艦隊は自沈した。

 

「ゴールデンカムイ」に登場してインパクトを与えているとのことで嬉しいことです。今では司馬氏より影響力あるでしょうし。

私は記事に書いて(もう8年前汗)後急速にフェードアウトしてしまいました。

有坂氏登場ら辺だけでも読もうかなニヤリ