2025年初読みは伊与原新さんに決めてました
期待通りの科学蘊蓄といいお話。
(けど「月まで三キロ」とかに比べると重~いお話ばかりでした)
5編の短編集、簡単にメモ書きを。
八月の銀の雪
表題作。地球のコアと人の内面。これが一番良かったです。
地球内部、宇宙と同じぐらい凡人には想像が難しい不思議な世界です。
ベトナム人留学生のセリフも
誇り、持ってください。すごい思いつきなくても、真面目に勉強して、こつこつ研究して、ちょっとずついいもの作る。日本という国を作ったの、そういう人たちです。
海へ還る日
クジラ学(?知能・生態~骨格)、標本つくり
装画の物語。
アルノーと檸檬
伝書バトの能力。檸檬は広島。
主人公の姉が福山にいるのくだりが、ちょうど実家から戻りの新幹線で福山駅停車中でしたw
玻璃を拾う
玻璃=珪藻。
珪藻アートをネットで調べながら読みました。雪の結晶と同じように自然の美しさですね。
十万年の西風
ジェット気流を発見した日本人。それを利用した風船爆弾。
原発の放射能が消える十万年と温暖化-寒冷化周期の十万年。