夏休みのお楽しみに取っておいた伊与原新作品!
もうどんだけドストライクに投げ込んでくれるのか!!
一気読みでした
1972年生まれの登場人物たち。
私もほぼ同年代であり、
40も半ばを過ぎて『人生折り返し』と思ったこと、
人の感情なんて所詮脳内物質の化学反応と思うこと等々
共感の嵐w
そんな中、主人公久志の部活が”軟式テニス部”
実は私もそうでした。
ストーリーに全く関係しないのにあえてこの設定にしたのは、もしかしたら作者本人がそうだったのか?あるいはモデルにした人がそうだったのか?
とにかく、よくぞこのマイナースポーツを挙げてくれました
最初に登場する慧子。
その文字を見たときから当然イメージしてしまうこちらもしっかり触れてくれました
本筋に戻って、
タイトルの「流星群」という発光現象に向かってクライマックスが進む中、逆の消光の方に深いドラマ(ネタバレだけど忘れないように白字で。引きこもりの仲間のミニFM放送をきっかけに照明を落とす運動が広がった)を合わせ込むとは
素晴らしい作品でした。
単行本で読んだのでその表紙絵を載せました。0章の慧子の様子がきれいな星空と描かれていて素敵な絵でした。
が、偶然見かけた文庫本の表紙絵が泣けてきそうなほど良かったので、それも載せます。
手作り天文台に「5人」そろっていて、森の中には巣箱にオオルリ
PS
「宙わたる教室」の記事最後にした『ドラマ化してくれんかなあ』との私の当たらないつぶやきが珍しく早々に実現します