熱い、厚い第四巻!
後醍醐帝の隠岐での生活に、女御、地元武士のそれぞれの思惑からの脱出
(名和長年は巻き込まれる形でした)
そして、楠木正成再び起つ
千早城での幕府方大軍を一手に引き受けての籠城戦。
そしてそして、ついに想いを秘めて足利高氏が鎌倉を出陣
ここから24日後に鎌倉が落ちるのですが、「神速」という感じはなく、矢作(岡崎)で足利一門の集結といざこざ、不破(関ヶ原)~伊吹で佐々木導誉と駆け引き。
これはこれで面白かった!
紀行は今回で最後。
楠木正成が最後に陣を敷いた会下山。湊川神社の近くだったのですね。知りませんでした。
もう1つが吉野。後醍醐帝しかり、大海人皇子しかり。
共にいつか行かねばならない所です。
以上533ページ(次の5巻は400ページ)の厚い巻でした。
(明日も太平記もの)