第三章、舞台は難波津。
白村江の敗戦で百済人が多数逃げて来た難波沿岸でのごたごたに額田があくせくと対応。
中臣鎌足、そしてその長男で遣唐使帰りの長男・定恵登場。
若くして亡くなったためその活躍が語られることないこの人物もここでしっかり描かれます。
こうしたところが、「星落ちて、なお」で見せた澤田瞳子さんならでだと思います
十市王女もちらっと登場。
火の鳥「太陽編」では悲劇のヒロインだった彼女、額田王の娘だったのでした
壬申の乱に向かって彼女もどう描かれるか楽しみです。