中尾山古墳から少し下ったところに、きれいに復元整備された円墳が。
これが高松塚古墳です
去年「アナザーストーリーズ」でその発見~壁画模写~解体保存を詳しく知り、この2022年に行きたいと願ったのが叶ったわけです
また、実はその番組の少し後に、平山郁夫画伯の弟子でもある宮廻東京芸大名誉教授に直接この壁画の修復のお話を聞くという幸運もあったのです。
カビや汚れも完全に写し取るので単調な作業が膨大、とのことでした。
今は最新デジタル技術と伝統技術を使って仏像や美術品の完全クローンができるというお話でした。
これは凄いです!
戻って、古墳の隣というか左斜め下にある高松塚壁画館へ。
3種の模写がありました。(撮影可。解説はパンフより)
壁画再現模造模写
実物と同じ二上山系の凝灰岩に模写したもの。
現状模写
発見当初の姿を、越前和紙に岩絵具で忠実に模写したもの。
天井部の宿星図。
どんな思いで星空を眺めていたのでしょう。
去年聞いたお話のお陰で、このシミのように見えるカビ・汚れも感心しながら見られました。
一部復元模写
絵を見易くするために剥落や汚れを加減して模写したもの。
女子群像、玄武がくっきり鮮やかに鑑賞できます。
古代人、現代人の描き手それぞれに敬意
あと、発見当初の石槨(せっかく)を再現した模型もありました。(撮影不可)
盗掘口から中をのぞくようになっていて、これも面白かった
最後に、御朱印が作られていたのでいただきました。
副葬品の金銅製透飾金具の複雑な文様がいい味です。
古墳に御朱印は想定外で私のテーマ分けに合わない
御朱印カウントはノーカウントにしますが大神神社御朱印帳で大切に保管します。