今も「竜馬がゆく」をグングン読んでいるように司馬遼太郎作品は好きなのですが、『司馬史観』というやつには染まりたくないと思ってます。
しかし所詮は素人、文献を調べるとかまではできない訳で、信頼できる方に頼るしかありません。
最も信頼できる方、ということで。
内容としては、批評的な所はほとんどなく、良い面を強調した感じでした。
でも随所に磯田道史流の分かりやすい解説があり、良かったです。
(批判的なのは一坂太郎さんの本が良かった)
そして、グッと来るところがありました。
「明治維新とは何だったか」という章の冒頭
そんな司馬さんが真骨頂を発揮したのが『花神』です。
私は、司馬遼太郎全作品のなかでこの作品こそが
最高傑作である、と思っています。
磯田先生がそう思っているとは嬉しいです。
私にとっても最高傑作。大河ドラマもです。
私の場合、理系の地味人間が主役なのに共感している要素が大きいのですが、一流の歴史学のプロがそういうならやっぱりそうなのでしょう。
『花神』は5回は読んでいて、ブログを始めてからも2回は読んでいるのですが、まとまらなくて記事にできていないのですw
「竜馬がゆく」が終わったら次は「太平記」と決めているので、その次ぐらいに予定してみます。1年以上先ですが