もうニタニタが止まりません
気を取り直して、『さて問題!この絵は何を描いているのでしょうか?そしてその作者は』
と言いたくなってます
因みに私の第一印象は、『バニーコスプレをしたヤバイおじさん』
・・・まだお正月休み用にキープしておいた本があるし、大坂夏の陣も読み進めたいし・・・でしたが、この絵を2回目観た時にはもう手に入れずにはいられませんでしたw
先の問題、一応正解を書いておくと、『切株に座ったウサギ』
アメトーーク「絵心ない芸人」の時のケンコバさんでなくても、『被ってるやろ』と突っ込まずにはいられませんw
そして作者は、徳川三代将軍家光公
まさに『将軍かよー!』ですw
同じ画風の「木兎(みみずく)図」に続いて、可愛い小鳥の絵がありました。
『ちゃんと描いたら上手いやん』と思ったら、これが鳳凰
ピヨピヨ鳳凰と名付けられているそうです。命名上手い
これがまた違う角度のツッコミどころ満載
『予は生まれながらの将軍である!』と言ったとかの家光公、凡人には窺えない感性だったのでしょう。
四代家綱公は、典型的な”絵心ない”ですね。立体感のない真横のアングルにあの目w
でも、人物画の書は達筆。そこは流石です
まあでも、あくまでも素人。
一方超一流のプロにも迫ったのがこの本のミソです。
カバー前袖のシンプルなかわいい絵も本文読む前からかなり惹かれたのですが、これがなんと伊藤若冲!
グロテスクなまでの書き込みが特徴と思ってましたが、このギャップ
俵屋宗達もありました。伊年時代の作品でスルーしてしまう所でしたw
「日本美術」の本ですが、唯一西洋絵画で載っているのが、私の大好きなルソー
しかも、この絵の額はルソー自身の手作り
世界的な「ヘタウマ」だからだけではなく、大正期の日本になかなかの影響を与えた、とのことでした。
巡回してほしい所ですが、そうした作品含めてどこかで実物に出会うのが楽しみになりました
こんな面白い企画をする府中市美術館にも行ってみたいですね。昔友人が小金井に住んでいたのでちょっと土地勘ある所です