前振り長めに![]()
この作品は本屋さんで何度か手に取ったのですが、裏表紙の粗筋からはイマイチ食指が動かずでした。
そして、1/21の「あさイチ」での原田マハさんプレミアムトーク!
生い立ち、作品のお話から、私の大好きなルソーの「夢」実物大での生解説まで至福の時間でした。
最後にマハさんお薦め本の紹介。
4作の内の1つが、「ダ・ヴィンチ・コード」![]()
私も映画は何回も観ていてブログにも3回も書いているし、原作小説も座右の書の1つに挙げる程好きです。
確かにルーブル美術館長が殺されたのを発端に名画に込められた暗号を解く物語。宗教色が強いのもあってか、マハさんのアート小説との接点を考えたこともありませんでした。
しかし、これが『大胆なアートフィクションを書いてよい』とマハさんを後押ししたとは、両ファンの私にはテンション上がりました![]()
マグダラのマリアが実は・・・で、それをダ・ヴィンチが「最後の晩餐」に込めたというのが”象徴的”に描かれた「ダ・ヴィンチ・コード」、
ということで、番組を観終わって直ぐに「まぐだら屋のマリア」を手配したのでした![]()
めっちゃ面白かった![]()
ほぼ一気読みでした。
マリアさんの謎を中心としたマハさん一流のミステリーに、
裏表紙からは予想もできなかった、男女、母子、父子の濃い~愛憎劇![]()
そして、マリア、シモン、ヨハネ・・・非アートながらしっかり「最後の晩餐」からマハさんなりの暗号を埋め込んだと見ました![]()
2022.2.5追記
舞台となった「尽果」、全く架空の土地にするためにそこの方言を中国地方、東北地方、関西をごちゃ混ぜにしたのだと思ってました。
「慟哭は聴こえない」で「砂の器」を思い出して・・・ありました、そんな土地。出雲![]()
”神々の集まる地”でもあるので、まさにこの物語に相応しい!
マハさんのもう一つの見事な”暗号”なのかも![]()
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