島本理生さんの短編集。

表題作の他に、「動物園」、「野ばら」の3編。

 

 

3編目の終盤まで『共感ポイントが少なかったな・・・』と思っていたら、最終盤の谷川俊太郎さんの詩で『ガーン!』

「俺だけが知らない」の短歌の時並みの衝撃でした。

 

そうすると、あの場面、この描写の意味が分かって来た所、伏線的だった所・・・

一旦読み終え、直ぐ頭から読み直しました。

 

最後の最後の『野ばら』の意味。。。

 

さすがの島本理生作品でした拍手