ずーっと気になりつつ取っ掛かりがなかった島本理生さん、初です。
6編の短編集。
3、4作目は、男女それぞれの視点から描いた一対の連作。
男目線も上手いですね。
相手をどんなに思いやり、気遣っても、肝心な所を外す。
私を含め、多くの男はそうなんだと思います。
なので、この主人公の2人、互いにずっと敬語のままで、良い距離感でいい感じと思っていたので、
短歌の所、ガーンとやられました。
続く2編も、その前の2編も、とても良かったです。
文章は、その行間の広さと転換の急について行くのが大変でしたが、慣れると何とも小気味よく感じられました。
これからも島本理生さんの作品をいろいろ読んでみたいと思います。
読書の幅が広がりそうです
内容とは別に、、、
『月が綺麗ですね』の裏の意味って一般常識なのでしょうか
全く知りませんでした。
知らずに言ったこともあるような、言われたこともあるような
何て返された?何て返した??
しばらく文章が頭に入らず、読み進められませんでした