最終目的地、等持院。
足利氏の菩提寺であり、足利尊氏公の墓所でもあります。
山門内もタクシーで行けるので随分楽でした(笑)
入口横の説明板には、
『荒廃していたのを豊臣秀頼が修造・・・』
ここで秀頼さんが出て来るとは!
門を入ると、
なるほど!天龍寺と同じような建築になっているのですね。
拝観料を払い御朱印帳を預けると(湊川神社御朱印帳を手渡すのは何か緊張してしまいました)、
ドーンとこれまた天龍寺と同じく達磨さん。
方丈南側の枯山水。
ほぼ貸し切りの静寂がまたいい雰囲気でした。
方丈の隣にある霊光殿に歴代足利将軍の木像があります。
撮影禁止なので説明板のみ。
何と、後に遷されたものですが徳川家康公の木像もあるとのこと!
ご本人を映したものなのでしょう。
尊氏公は何とも魅力的でした。
一番男前で凛々しかったは義詮公。やっぱり「ダメな二代目」ではないと確信しました。
家康公は眼光鋭く狸親父の感じは全くなかったです。これが実像?
北側の庭園は池を中心としたもの。
程良くまとまっています。縁から降りて散策できるのも嬉しいです。
園内を少し行くと尊氏公墓所。
ここで後の世をどう見ているのでしょうか?
”賊”という汚名は現代ではもうないと思いますが、人気はイマイチのままでしょう。
超名門の生まれながら多くの人に好かれる魅力的な人物だったのだと想像しています。
他に例えが思い付かないので上手く言えないですが、
強いて言えば、中国になりますが、項羽と劉邦のいい所を合わせたようなイメージか。
何かきっかけがあれば変わると思います。
例えば、「キングダム」による始皇帝のように。
と言うことで、『マンガのいい作品が現れるのを期待!』で締めようと思っていたら、何と太平記の時代を舞台にしたマンガがちょうど始まってました。
「逃げ上手の若君」という作品。
何と、週刊少年ジャンプ!
で何と!!主人公は北条時行。
私のマイナー好きの上を行くマイナーなのも推しポイントです
公式HPで第一話が無料配信されてます。
期待できそうです応援したいと思います。
御朱印を忘れる所でした
これで今回の京都旅は終了です。
2日間、電車、バスの待ち時間がほぼゼロだったり、予想外の歴史的出会いもあったりで良い巡り合わせの旅でした。
花々の開花、コロナ流行とも良いタイミングでした。
(本当に早く終息して!)
そしてサンデー「太平記」もめでたく(多分)一旦終了です。