既に少し書いてしまいましたが、、、
京都からの帰路の新幹線で読了でした。改めて。
副題がその辞世の一部である通り、英雄児秀吉さんの最期を描く巻。
良い巡り合わせにも恵まれました。
豊国神社の秀吉像との写真を再掲。
しかし、その内容は関白秀次の苦悩と最期に至る様が多くを占めていました。
後の関ケ原、大坂の陣への伏線や後の家康さんの反面教師の意味が深いのだと思いました。
本当に”殺生関白”のような行いがあったのかは疑問視してます。
古代中国から前代を悪く言う時の常套句に思えます。
家康さんもこれより前に嫡男信康を切腹させているし、他にもこの時代はこうした跡継ぎを廃することは沢山あったので、その一例に過ぎないのだと思います。
一方、ドラマで”殺生関白”のイメージを強烈に残したのが陣内孝則さんでした。
大河ドラマ「秀吉」の時の印象がありましたが、「独眼竜政宗」の時でした
秀吉さんの最期はそれに比べてあっさりながら、なんとも哀れ。
露と落ち 露と消えぬる 我が身かな
浪速のことは 夢のまた夢