2023年大河ドラマに家康さん主役が決まりました。
主演は松本潤さんと言うことで、正直最初に思ったのは『イメージが・・・』でしたが、少し経って、今の染谷将太=信長や風間俊介=家康のような例もあるので、これはこれで楽しみだと思い始めました。
また、70年前のこの山岡荘八「徳川家康」、そして30数年前の大河ドラマ「徳川家康」がその都度ブームになりつつも、結局『タヌキおやじ』のイメージが主流な所も、そろそろ払拭する機会になるかも知れません。
後は脚本。調べてみると、映画「寄生獣」の脚本家
となると、染谷将太さんの出演もあり チョイ役で森蘭丸もまだまだいけるでしょうし、何ならちょっとサイコな明智光秀もあり
っと、妄想が暴走してしまってます
岡崎始め三河地方、浜松、静岡と盛り上がるでしょうし、私も三河在住でそれぞれ巡ったり、この「徳川家康」にはまったりを懐かしみながら観ることになるでしょう。
楽しみにしてましょう!
さて、長くなりましたが、本題。
秀吉配下を示す上洛までの両雄の駆け引き、
淀殿になる前の茶々のあれこれ、
九州攻め、
関東移封の予感~本多正信の出現、
変わらず充実の一冊でした。
知っていても、正式対面前に秀吉がこっそり会いに来る所は、鮮やか
そして、表紙絵の陣羽織の逸話。
その筆致もお見事でした
もう1つ。
島津攻め後の帰り道、秀吉が切支丹と出会う件の「政治と宗教」の章。
面白くなさそうなので読み飛ばしてました、が、後々家康さんにも関わるし、現在の日本人もしっかり理解しておくべき非常に重要な章でした。
気付いてから読み直しました。
こういうのを織り交ぜるのがこの作品、山岡荘八を不朽にしていることを改めて実感しました。