白石一文さん、2冊目。

 

今度は男が主人公とのことで、

どんな運命が待ち受けているのか、晒されるのか、身構えて読み始めました。

 

 

主人公よりも周りの女性の運命の大波、小波。それに比べたら、男のそれは大したことないのかも知れないと思い知らされた感じです。

 

「東海さん」。

 

こういう形の包容力(あるいは母性?)、全ての男がそうか分かりませんが、時に求めてしまうのではないでしょうか?

「聖母たちのララバイ」はてなマーク

凄く共感しました。

 

 

そして、描かれ方。

女性であるとすらイメージし難い描かれ方からの、下の名前が出て来た時のインパクト!と、イメージ転換。

名前の大切さと、作者の巧さと。

 

いい作品でした。

 

 

この本は、もう1作、「かけがえのない人へ」。

 

こちらは女性主人公。

運命というより、その人とのアレコレ。

こちらは難易度高でした汗