原田マハ作品にハマっていますがw
合い間にちょっと戻って薩摩もの。久々の池宮彰一郎作品。

戦国時代も切れ味は相変わらずです。
私が好きな吉川広家もバッサリ。これはこれで
薩摩の「最強」の云われが良く分かりました。朝鮮の陣から有名な関ヶ原まで!
徳川直参は小牧・長久手以来関ヶ原まで16年間、本格的な実戦に参加しておらず弱体化していた、の指摘はなるほどでした
そしてタイトルの『奔る』。
関ヶ原前夜の上方へ、三々五々駆けつける様を表現したものでした。
同じ道を260年後倒幕のために往き、更に10年後西南戦争前に復り。何とも薩摩の特異性に想いが馳せられました。