私に、「火の鳥」は元より手塚治虫の偉大さに気付かせてくれた「火の鳥 望郷編」、発表されたのとは異なるお蔵入りとなった幻の作品が刊行されてました。
設定や人物が少し同じなだけでしたが、
途中までしかないですが、手塚治虫のメッセージは同じだったのでしょう。
1つのエピソードとして、「人類は格差がなく平和な理想的社会は築けない」。
このお蔵入り作では、それを維持するために、独裁的な死刑が描かれてます。
文明進歩の絶対的な拒否は同じです。
この本には、その他いろいろあって、「乱世編」(源平合戦が舞台)の未完原稿、ブラックジャックに火の鳥が出て来る話等々、非常に面白かったです。
長すぎるGW、やることがなく途方に暮れていたので(笑)、「火の鳥」読み直してみます。