初めて泉岳寺に行った時から気になっていた幕末の広島。
漸くそれを描いた本に出会いました。
広島の歴史と言えば、
平清盛
毛利元就
(大きく飛んで)
原爆
カープ
という感じで幕末は、近くに住んでいても認識することがないです。
また、長く治めた浅野氏も印象が薄い。
分家の赤穂浅野家が起こした大事件の時に、非協力的な存在と
して出てくるぐらいですかね。
考えてみると、豊臣時代の五奉行で唯一生き残った家であり、
前田、島津、伊達、黒田に次ぐ大大名、毛利氏の抑えとして隣国に配されたと、
時代の移り変わりを巧みに勝者となって来た有能大名のはずです。
そんな疑問がいろいろ分かることができました。
が、一応小説の形をとっているのですが、文章は私に合わない感じでした。
広島贔屓の私でも、我田引水が強すぎるような感じもしました。
ただ、
神護寺のあの絵が源頼朝ではないとか、大山古墳は仁徳天皇のお墓ではないとか
歴史は変わりますから、いつか幕末ものに芸州広島がメインで出てくる日が来るかも知れません。