読みたかった「続・ヒーローズ」と「愛なき世界」を手に入れました
が、これらは正月休み後半のお楽しみに置いておいて、
去年の読み残しから
様々な思い・思惑が絡む大合戦を、それぞれの作家さんがそれぞれの視点で描いてくれる、とても面白い企画本です
長篠ではなく「設楽原」としている所がまたニクイです。
そう、昨年6月に行ったばかりの設楽原
と言うことで、とてもリアルにイメージしながら読めました。
知りたかった合戦の真相にも少し迫れたような気がします。
特に秀逸だったのが、武田方の背後を奇襲した酒井忠次のお話。
前夜、『敵を欺くのは味方から』で信長に罵倒された話は有名ですが、結局その後どうなったのかは知らなかったのです。
それに実際に現地に行って、あの山々を徹夜で越えて行く苦労がありありと見えました