人間の体ではこれはもう越えられない・・・・と言われていたものを 越える瞬間というのがあるんだなということについて書こうとして今sう。

たとえば、私の若い頃、人間は100m走で10秒を切ることはできないのではないかと言われていました。

ところが、一人9秒台で走ったと思うと、雪崩のように9秒台で走る人が現れ、今 決勝ではほとんどの人が記録していると言っていいような時代になっています。

 

で、語りたいのは男子のフィギュア。

4回転だなんて あり得ないと思っていたのに、技の一つずつ、跳ぶ人が現れ、徐々に活躍を広げ、ついに、4回転アクセルまで飛んでしまう人が現れましたね。

イリア・マリニン選手。

 

全ての4回転を決め、しかも着地が滑らかで美しい。

エイっと力任せに飛んでいる感じもありません。

こんなことってあるのでしょうか?

 

 
男子フォギュアも、もうここまで来てしまいました。
もう、私の頭は追いついて行けていません。
 
氷の上では人は普通立つことさえできないのに、こんな難しい技に挑戦し、決める人が現れるなんて、驚き方すらわからなくなるくらい驚いています。
 
何でもかんでもAIがこなせる時代になって、どんなに驚くような写真や動画が出てきても 本物かどうかわかりません。
唯一 心を動かせるとしたら、それは やっぱり生で見たり聞いたりした時でしょう。
これからの時代、生で見せたり聞かせたりすることが、とても大切な時代になりそうに感じます。
この試合を見た人たち、どんなに感動したことでしょう。
観客席の声は 声援というより、「うお〜〜」という驚きの声に聞こえますね。
 
人間は一体どこまでいくのでしょうか?
一方でこんなに感動的な技を見せてくれる人がいるのに、一方ではいろんなものがAIに肩代わりされていっています。
 
写真も、絵画も、ナレーションや歌も、AIがこなしています。
今はまだ、どうやらAIらしいなあ・・・とわかるから良いようなものの、これから一体どうなっていくのでしょうか?

感動の少ない人生になってしまうのかなあ・・・・・。

どんなに素晴らしいものに出会っても「え? AIなんじゃないかしら?」と疑ってしまいそう。

そんな気がして寂しいです。

 

ライブを再開しました。

生で触れ合える空間と時間。

本当に貴重な体験。

 

だから、私、もっともっといい歌を歌えるようになりたいです。

頑張る💪💪💪💪💪💪💪💪

 

なんだか自分が意図してきたよりもっともっと、大切なものをみんなで経験できそうな気がしています。