行ってきました。
オペラ座で活躍するそうそうたるメンバーが来ると言うのでずっと前から楽しみにしていたのです。
特にマチュー・ガニオは 若い頃に心を奪われるくらい感動した思い出があり、その彼がもうプロデュースなどをする年齢になってきているのですからね、その変化も見たいですもの。
行ってみてびっくり。
まず、プログラムの内容がかなり変わっていたのです。
楽しみにしていた「ドン・キホーテ」がなくなってしまい・・・。
マノンとかオネーギン とか ちょっとねっとりしたストーリーが多いし・・・・・。
でも、やっぱり素晴らしかったです💓
最初から感動しまくりました
すべての「パ」がキチッとしていて、しかもねっとり吸い付く様です。(何という表現でしょう!!)
その感じがすごく好き
しかも、「そりゃどうじゃ〜〜〜」」という踊りはありません。(これまた、わかりにくい表現。。。)
つまり、たくさん回ったとか、高く飛んだとか、めちゃくちゃ体が柔らかいとか、数値に変えられる様な踊りではありません。
そういう凄いものを見せて拍手を浴びるのではなく、全てが表現のためにある踊りです。
だから、音楽の感じ方、音の取り方もとっても気持ちが良いのです。
感動する方も華やかに感動するというより、心の奥深くが揺らされる様な、そんな踊りでした。
こんな風に書くと凄いと思われにくいのですが、考えられない様な振り付けが多々ありました。
どんな体の使い方、どんな訓練をしたらこんなことができるのだろう・・と。
でも、あとでそうは思うのですが、見ている時はただただ美しい。
若い人たちは初々しいし、ベテランは踊りが体の奥にまで染みついていて自由自在にしか見えません。
ゆとりさえ感じます。
伝わってくるものが素晴らしい。
ああ、こういうバレエが見たかったなあ・・・・としみじみ。
またいつか、現地に行ってくることができたらなあ・・・・・それは私の夢ですね。
コロナのおかげで、いろいろな夢は消えてしまいましたもの。
でも、こうして彼方からきてくれるものは逃さず見に行くつもりです。