「19☆80s」ありがとうございました! | 『開演5分前 !!』 演出家 渡辺光喜のぶろぐ

『開演5分前 !!』 演出家 渡辺光喜のぶろぐ

舞台は素敵な現実逃避。
Fictionの中の真実を追い求め、
芝居・ミュージカルを作り続けています。

毎度毎度の更新滞り申し訳ありません。。。

劇的歌謡祭「19☆80s」
2月8日に千穐楽を迎え、その翌日から次の作品「最後のサムライ」の稽古場に演出助手として1週間遅れで飛び込んでおりました。

演出家をニューヨークから迎えての幕末ものの公演ってことで、
見事に現場は大変なことになっており、
「19☆80s」の余韻に浸る余裕は全くありませんでした。。。
先週末そちらも無事初日が開け、
改めてひと月前のことを少しずつ振り返っております。

19☆80s集合写真


「19☆80s」

おかげさまでたくさんの皆様に見て頂き感謝で一杯です。
萬劇場でこれまで上演した僕の作品の中で一番異色だったものが
今までない「熱さ」でお客様に受け入れてもらえて、嬉しくもあり、回を重ねるごとに「進化」していく様は演出家として少し恐ろしくも感じました。

初めて「ショー」というものを手がけてみようと決心した昨年の秋。最初、どうやって作品を組み立てたらよいのか全くイメージできませんでした。時を経ても色褪せてない楽曲をいかに当時の記憶を損なわず、かつ新たに輝かせるか…

そこはやはり80年代「カルチャー」に対するリスペクトを忘れずに、歌詞の世界を一度解体して新しい物語を組み立て直す、その作業を経てこそ作り上げることのできた「19☆80s」のスタイルなのだと思います。
100近い候補の中から選ばれた楽曲がひとつ欠けてもこの作品は完成しなかったでしょう。。。

それから個性豊かなキャストたち!
踊り芝居と役割はそれぞれ違いますが、最後までポジティブに演出家のイメージについて来てくれて感謝しています。稽古場でもなかなか全貌が見えずきっと不安だったと思います。
そして見事に時代を再現したスタッフワーク。時間や予算など制約が多い中で仕上げてくれたそれぞれの担当スタッフのプロ根性に脱帽です。


お客様から頂いたアンケート「再演希望」「70年代版」「90年代版」「洋楽編」などたくさんのご要望が書かれていました。オリジナル版「19☆80s」からこの先新企画が生まれてくるかもしれません。この劇的歌謡祭という企画は大事に育てていきたいと思っています。

まずは再演の夢を叶えたいです!
皆様どうもありがとうございました!

Mitsuyoshi Watanabe