ヤッホー、思わず叫びたくなる岡山県は井原の山並みを目の前に。

地元のホスピタリティ&キャラ溢れるスタッフの皆さんと美味しいごはん、
そして何故かトラクターとサンドバッグに囲まれたステージで、
大先輩の林栄一(as)さんと、気心知れたかおりん:宮本香緒理(per)とのライブ。

JAZZや生演奏を初めて聴く方が多い中、
栄一さんの曲や民謡を素材にしながらも流れや枠は決めず、
即興を交えてできるだけ自由に音を出していく方向を探ったステージ。

栄一さんと他の共演者の方との濃密なステージを、連日体感して迎えたこの日。
前日迄の奏者の皆さんと場のエネルギーが身体の中にぎゅっと吸収凝縮されていて、
ワクワク膨らんだ気持ちが、ただ音を楽しむためだけにあったような気がします。

できることはそれまでにやった。
この日はただ音の中に没頭できたらいいな、
静かに思えていた日。
脳みそはどこかへ、気づけば終わっていた一時間でした。




数年前、
できないことだらけで自分の不器用なこだわりにわーんとなった時。
いろんなライブをお休みさせてもらって、
マイペースに音楽の積み重ねをしようと決めた時期があった。

もしかしたら方向が間違っていたり効率が悪いことだったのかもしれないけれど、
一度立ち止まって良かったと、やっと思えるような気がします。

相変わらずマイペースで計画はロングスパンのような気はするけれど、
次の準備に向けて、また今日から切り替え。

夏は諸事情で演奏はお休みしますが、
秋には賢作さん&アバウトタイムの映画音楽コンサートの中国地方ツアー。
そして12/4(水)には、数年ぶりの Jasmineのライブ(ゲスト含めて5人の豪華版)が決まりそうです。
とってもステキなうどんやさんで。嬉しいな。

どちらもぜひ、お越しください。

長期的にはこんなスケジュールで、
雛罌粟(コクリコ)や、アコーディオン桐ちゃんとのいろいろも
下準備しつつの一年になりそうです。

・・・

毎年、栄一さんのツアーの一部に同行させてもらう中で思うのは、
ふとした時言葉になって現れる栄一さんの音楽に対する哲学のようなものを、
いっぱいいっぱい吸収したいということ。

人生の中で出逢う師はたくさんで、
生きてる人もこの世に居ない人も、
歳下の人も歳上の人も、
身近な人も会ったことのない人も。

そんな師の言葉を改めて心に留め置くべく、
ツアーを終えて、家に積み重ねていた数々の音楽本を読み返す日々。
時間がたくさん欲しい。

改めまして。
今回のライブにたくさんの時間をかけて準備してくださったみなさん、
全てのツアーのコーディネートをしてくれたおーらいレコードのじょうおんさん、
お越しいただいたみなさん、
心から、ありがとうございました。

とっても美味しかったー


ヤッホー山並み
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