岡山の山奥、下鴫の古民家の庭先で
ガレージを改装したギャラリーのオープンイベント。
その最終日には、岡山や大阪、広島から、
美味しいものや丁寧に作られた雑貨が集まったマルシェ。
アロマ&ヨガ&クリスタルボウルのayaさんと、早起きして大阪から向かった。
今回はタロット・リーディングのブースで向かう予定が、
直前になってパーカッショニストかをりん(宮本香緒理)の
Soloパフォーマンスに一曲だけ参加をすることに。
彼女のSoloアルバムに2人でレコーディングした『砂山』。
半屋外のガレージには雨上がりの湿気がたっぷり。
太鼓もベースの弦もしっとり粘着質だったけれど、
鳥のさえずりや、畑越しに見える道路をたまに通る車の音に耳を澄ませながら、
自由に音を出すのは、本当に気持ちが良かった。
タロットもゆったりスケジュール。
みんながそれぞれに頑張って生きてる。
リーディングさせてもらったのに、逆に自分自身が癒された、
思いがけず不思議で得難い時間だった。
扱うタロットは、日本では少数派のフランスルーツのもの。
『占い』と表現するには少し違う。
カウンセリング的な側面を感じるとことも多く、
直感だけでなく学問的に読み解いていくところがおもしろくて、深い。
機会をもらえたことに感謝。
演奏とリーディングの合間に『う、全部食べたい。』ブースを回る。
ローストした後味の美味しい波が2回くらい襲ってくる、
フィリピン山岳民族の人たちが作る珈琲豆を焙煎した
『大家族珈琲』さんのコーヒー。
尾道で魅力的な企画をされている方の出されるブースには、
ハーブを自由に挟む甘サンドと塩気サンドに、キャベツと餅キビのポタージュ。
5日後の朝、自宅で食べて感動した『ふくのたね製パン』さんのパン。
次の日。
瀬戸内を渡り、今回の個展の画家:岸田真理子さんたちが営む『月舟苫屋』へ。
有機古代小麦のパスタのお昼ごはん。
真理子さんや陶芸家のご夫婦、地元のおっちゃんたち、
屋台の出店者の皆さん、そしておーらいレコード社長の姿を見ていると、
ほんまいろんな生き方があるよなぁー・・
なんとか生きていけたらいいんよなー・・
ベース片手に旅して暮らしたいなー・・(帰る家は欲しい)
と、改めて思い。
どうやりくりするかやな食べものを取り敢えず作っていや現金収入もある程度・・・
とか考えながら。
旅で出会ったヒノキのお弁当箱を愛で、
ひとまず人生初の節約お弁当生活を始めてみることにした。
旅から帰ると、何か新しいことが生活に加わるのは毎度の愉しみ。
馴染んだものだけが、長く日々の習慣になって残っていく。
これもまた摩訶不思議な様相『ジビエとJAZZ』!
お近くの方はぜひ。
鹿肉!