5月10日(金)~12日(日)のキリマピ


詩人:谷川俊太郎さん、ピアニスト&作編曲家:谷川賢作さん、賢作さんたちのユニット「パリャーソ」「Diva」のみなさんとの、キリマピの怒濤の3日間が終わった。

どうしてなのか、3日間の次の日の夜にレッスンを入れていた私は、12日の夜遅く帰ってから、泣きそうになりながらレッスンの宿題を見直すという自体に。(自分でもびっくり)

それから。一晩眠るごとに、身体の疲れも少しずつ和らいで、頭の中も少しずつ日常に戻ってきた。
キリマピの キリ&マ ちゃんもハルマも、みんなよくがんばった。


この5月のイベントのために、12月にキリマピが作られてから正味4ヶ月。
オープニングアクトで、俊太郎さんの詩の曲を3曲ほど演奏するという目的のために、練習してリハしてライブして・・・

自分たちで曲作れたらいいねー なんて言っていたけど、まーちゃんは3月にレコーディングが控えていたし、kiripeeはライブが続いたり、そもそもキリマピのライブが入りたくっていたので、曲を作れないまま1ヶ月前へ突入。

4月中旬のリハで、私が部屋を取り忘れて(ごめんーーーー!)ポッカリ空いた時間。

「はい、じゃー12時までにみんな1曲作りましょー」 
なんちゃって授業ぽくしてみて3人お尻に火がついたのか、4月末のリハで俊太郎さんの5つの詩に、それぞれカラーの違う曲ができた。

2週間で、すったもんだなんとか仕上げて、3日間へ突入。

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●5月10日(金):伊丹ワインバー「Winner」
 《前夜祭》 パリャーソ × キリマピ 

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前半はキリマピ。
今回は新しく、キリマピの中に米須昌代とkiripeeをランダムに配置。
演者が小劇場のように出たり入ったりする形に。
3つの要素が混ざり合って、いつもよりも引き立て合えたような気がして、私は好きだった。

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後半はパリャーソ。
途中、谷川尚弘くんが鍵盤ハーモニカとピアノで飛び入り。
たかくんとは、ピアノの日吉くんと3人で6月21日(金)大正の家具工房「ブリコラージュ」でライブの予定。
音が、まっすぐ届く。

わんこのジュニアも、ちょうどいいところで吠える。
ワンっ。

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最後は、みんなでアンコール。
「シェルブールの雨傘」と、「昨日のしみ(谷川俊太郎・詩)」・・・よいどれおやじバージョン。
賢作さん曰く「健康的すぎる」まーちゃんが、結婚して離婚してケッコンしてりこんして、も一回くらいケッコンしてリコンしたら、ちょうどいい塩梅で、この唄が歌えるのだ。と。

みんな必死でおじさんの気持ちになってがんばった、けだるいスロースロー4ビート。
楽しかった~

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打ち上げは、いつものお好み焼きやさんへ。
行く道すがら 「裏メニュー的なオムライスがおいしいねんーーー」 !! 桐ちゃんに力説。

遅れてお店に着いたら、みんながオムライスを注文してくれていた(;L;
今更ですが。ほとんど食べましたがよかったのでしょうか。

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派手じゃないし、パンチがあるわけではないのに、なんか、よくわからないけどすごくおいしいお好み焼きたち。
「あれ? なんかすごくおいしかったような気がする・・・・?」
と、後でじわじわ来る。
ふわふわでずっと食べ続けられて、初めて連れていっていただいた時から大好きになったお店。

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夜はそのまま伊丹に泊まって修学旅行気分。
わーい。
枕飛ばしはしてないけどー

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●5月11日(土):伊丹アイフォニックホール
「朝のリレー」
~詩人:谷川俊太郎の世界を本人の朗読と息子、賢作のメロディーにのせて~

【 出 演 】
谷川俊太郎(詩・朗読)

<DiVa>
高瀬"makoring"麻里子(歌)
谷川賢作(ピアノ)
大坪寛彦(ベース)

<パリャーソ>
続木力(ハーモニカ)
谷川賢作(ピアノ)

<キリマピ> (オープニング・アクト)
米須昌代(唄・ギター)
持田桐(歌・アコーディオン)
中村仁美(コントラバス)


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天井に花のモチーフ。
気持ちが落ち着く、とても素敵なホール。

リハーサル
 ↓
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本番
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この日、桐ちゃんと私はターコイズのスカートで合わせて、まーちゃんはオレンジ色のタイツ。
服の力はあなどれない。これだけでも気持ちが高揚するし、キリマピは衣装の話だけでもずっとずっとしゃべり続けられるのだ。

本番、キリマピは2週間前にできたてほやほやの4曲をオープニングアクトで演奏。
(全て、谷川俊太郎・詩)

 ① ここ(曲:米須昌代)
 ② 朝の光(曲:持田桐)
 ③ オノマトペ(曲:中村仁美)
 ④ 歩くだけ(曲:持田桐)

もっと緊張するかと思っていたのに。
すぐ左に桐ちゃんがいて、少し前にまーちゃんがいる、なんという安心感。
この2人の芯の強さと野太さが好き。

いつものように、ただ楽しく演奏できた。
お客さんも、手拍子してくださったり、とてもあたたかい。
ありがとうございました。

自分たちの出番が終わってからは、さー見て聴く時間!
客席に移動して、パリャーソとDiva、そして俊太郎さんの朗読を。

初めて生で見るDivaは、それはもう心地よくて、まこりんさんの透き通る声は子守唄みたい。
昨日の寝不足もあいまって途中うとうと・・(==)
後ろにぐいんっと反り返ったかと思えば反動で前に倒れ、「うんうん」と頷く。
「を、繰り返してたよ、ぴーやん。」(まーちゃん:談)

まさしく、子守り唄の曲のあたり。
合間に俊太郎さんの朗読が入って、とても贅沢なコンサートだった。

ボーカルのまこりんさんの声はもちろんのこと、パーカッショニストばりの小道具使いと、それを鳴らすしなやかな全身の動きに感動。
ベースの大坪さんは、打ち上げの席でしっかり質問攻めにさせていただきましたー(。。
いろいろお話できて嬉しかった。

でもやっぱり、賢作さんの作る曲、大好きだなぁ。

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●5月12日(日):京都大学吉田寮食堂

晴れ。ちょっと暑い。

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築100年以上の食堂(跡地)。
この日のために学生さんたちが料理と、ステージを作ってくれている。
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魔女が大鍋をかき混ぜていそうな、食堂。
打ち上げ料理、調理中
 ↓
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この日も昨日と々ステージ構成で、キリマピはオープニングアクトで演奏。
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アンコールで、俊太郎さんの朗読「昨日のしみ」に続いて、賢作さんとキリマピで、「昨日のしみ」を演奏。
本当に、ありがとうございました。
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この日の俊太郎さんの朗読は、昨日のホールで読まれていた詩とはまた違うスタイルで、このスペースならではのおもしろさ。

朗読が始まるとコケコッコ鳴き出す鶏や、個性的な学生のみなさん。
夏みたいな日差しの中、ジブリ映画に出てくる、時代が遡ったような古びた木造の建物。
日頃から応援してくださっているお客さん、友達、いろんな人が見にきてくれていて、自分自身にも、周りのみんなにもいろんな出会いがあった。

5月12日じゃない、どっかの日に飛んでいったような、3日間の終わりの不思議な1日。

俊太郎さん、パリャーソ、Divaのみなさんとご一緒させてもらった、このとてもキラキラした3日間を、次へつなげてまたがんばろう。

ありがとうございました。

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kiripee の1stアルバムにイラストを提供してくれているまりやちゃんの、この日のスケッチ。
まりやちゃんのタッチやユーモアが大好きで、来ている時はいつも見せてもらう。
本人も、思わず3度見してしまうくらい、キラキラして魅力的な女の子。

キリマピ演奏中のスケッチ
http://mariyasuzuki.tumblr.com/post/50331339076/saw-palhaco-kirimapi-and-diva-collaborate-with
 ↓
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力さんのハーレム
 ↓
ハルマもおつかれさま。
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3日間おつかれさま。
キリマピ(もぐもぐ)
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女子が3人寄ると、おしゃべりは止まらない。
この小さな旅が終わって、
まーちゃんと私の化粧ポーチには、今までなかった化粧品がそれぞれ1つずつ加わった。

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一区切りしたかと思ったキリマピ、この日にまた*

日 時:6月23日(日) 時間未定(午後)
場 所:高槻の「串太郎」
チャージ:未定

炭火焼き鶏がおいしい。
ゴーヤチャンプルも、すごくおいしい。