- かあちゃん/重松 清
- ¥1,680
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またもや重松さんの本。
今回はタイトルの通り、母ちゃんの物語。
でも、切なくて哀しい母ちゃん。
主人公の父は事故で死んでしまうのですが
同乗者も同時に亡くなってしまい
その責任を感じた母は
二度と笑わないと心に誓い
自分が幸せになることを禁じる生活を始めます。
少年はそんな母の気持ちが分からず
厳しい生き方に距離を感じたまま大人になり
何十年もたってから母が
その同乗者のお墓参り中に倒れたことをきっかけに
やっと本当の母の姿を理解し始めるのです。
やっぱり泣かされるのだ・・・。
期待通りに。
でも、そのプロセスがバレバレじゃなくて
どうなっていくの?というところが
いいんですよねぇ。