著者： 柳原 慧
タイトル： パーフェクト・プラン
文庫も出ましたね。
このミス大賞
つづけざまに読んでみました。
設定がまずありえない感じで面白い。
代理母として生計をたてている女が
かつて生んだ子供が虐待されていることを知り
その子を取り戻すというお話。
その子を誘拐するのではなく、
損する人間がいないようにと
作戦をたてるのですが
そのメンバーがなかなかユニーク。
代理母の彼女は元風俗クイーンだし
仲間は風俗の呼び込みだとか
用心棒だとか
ちょっと普通のサラリーマンではない仕事をしていて
何かが欠けていたり
劣等感を持つ人たちが参加。
人間味のあるチームEnigmaが結成されて
その作戦を実行しているうちに
ハッカーが勝手に作戦に介入し
平和な作戦⇒本当の誘拐事件となり・・・
難を言えば、この手のお話だから
もう少しスピード感が欲しかったかなぁと
思ったのと
ラストで私にとってはザンネンな
爆発事件があるのです（;_ｑ))が
結構面白かったです。