自宅から北東へ向かい、
関東平野の終わる
自然豊かな山間の町まで、
森麻季さんの歌声を聴きに
車を走らせました
森麻季さんの歌声は
憧れのコロラトゥーラ
細くて円やかで柔らかくて
美しい高音
プログラムに変更は
ありましたが、
『花は咲く』からのオープニング、
皆さん、良くご存知の曲を始め
有名なオペラアリアを披露なされ、
とても素敵な時間のひとときを
過ごしてきました
オペラアリアで、私もよく歌う曲、
マスカーニの『アヴェ・マリア』。
私は終わりの音をFで歌いますが、
森さんは余裕のAで歌われて
いらっしゃいました!
なんて羨ましいコロラトゥーラ
森さんは日本歌曲を数曲披露。
『からたちの花』を
お歌いになられました。
先日のピアニスト、
堀江真理子さんのリサイタルで
『からたちの花』のエピソードを
聞いてから、メロディーと共に、
歌詞の一つ一つが心に響きました。
目を閉じると、山田耕筰の少年時代と
歌声がリンクして
言葉では表現できない位、
深く深く心に響き…
みんなみんなやさしかったよ…。
優しく、美しい日本語に、
日本人で良かったと
感じてなりませんでした。
前に座っていらっしゃったご婦人が
涙を拭いながら聴いていました…。
リサイタルのアンコール、
終わりの曲は
ヘンデル作曲の『私を泣かせて下さい』
一度目は、イタリア歌曲集の通り、
二度目はバロック時代を醸し出すかの
旋律の如く、お歌いになられました。
森麻季さんの体が楽器となり、
溢れ出す豊かな美しい歌声は
最高でした
帰り道は車の中で
発声練習
主催の花王さん、
新聞広告を見て連絡をした私に
快くして下さり、
ありがとうございました。