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扉絵。キョンシーちづる
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八重森乱入
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同居人だし
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丸裸大作戦
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目がいく
・6・7ページ目
何よ
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真剣に
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進捗は
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"嫌じゃない"と"好き"
・11ページ目
嬉しいとかドキドキするとか
・12ページ目
何か言われた!?
・13ページ目
どうしてそこまで
・14・15ページ目
みにちゃんから見たあの人
・16ページ目
ちょっとずつだけど
・17ページ目
夢
・18ページ目
怖いより好き
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ダメだったとしても応援する
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付き合ったら
というわけで、一肌どころか全肌脱いで突入した八重森。
ちづるボディに見とれながらも、本題である調査進捗の話題を振る。
しかし、相変わらずあしらおうとするちづる。
これ、話題を振られた時のかわす手段として言っている部分もあるだろうけど、こういう考え方というかそういう方向の思考をしてしまうのが調査の進みを遅くしている原因の一つなのかなと思います。
和也といることが嫌なわけじゃない。和也といて大したトラブルがあるわけでもないし、それはありがたい。
損得勘定というか、俯瞰しすぎた考えというか。
"嫌じゃない"と"好き"は違うとちづるも言っているけど、
そう。その2つは違う。
違うからこそ、"好き"を探すのに"嫌じゃない"を考えるのは適切ではない。
ある意味ブーメラン。
そして八重森もそこに突っ込んでいく。
でも話をそらそうとするちづる。ちづる自身も分かっているところなのかな。
分かっているけど、向き合うことができない。そこが現状の致命的な部分。
逸らしはしたものの、八重森に尋ねる
どうしてそこまで"あの人"を応援するのか。八重森から見てのあの人は。
損得で考えがちなちづるにとって、見返りも何もないのに他の人に肩入れする、というのがあまりイメージできない。
何が八重森をそうさせているのか、そうさせる和也は八重森にとって何なのか。
そこに和也に魅力があるんじゃないのか。その部分に対して自分はどう思うのか。それがあの人への気持ちを知るきっかけになるんじゃないか。
嬉しいとか、ドキドキするとか、そういうところから向き合っていくのはまだ難しい、でも遠回りでも何とかそういうものに向き合おうと模索してる感じも伝わってきます。
そしてある意味、ちづるに対しての和也の気持ちの部分も知ろうとしてる感じもしました。
"自分に特があるわけでもない"、"それでも自分のことのように応援する"。それが、和也にとっての女優一ノ瀬ちづる。
その和也は自分を好きでいてくれてる、その動機にもヒントがあるんじゃないか。
頭で考えがちなちづるが、何とか頭で"好き"を考えようとしている。ちづるなりの調査。
ふと、ちづるの「調査」って、"好き"及びそれに関連する気持ちに向き合うための「準備作業」なんじゃないか、と思いました。
和也と一緒にいることで感じるもの、和也によってもたらされる感情。それがきっと"好き"を知るために大事になる何か。
でもまだそれに向き合うことができない。素直に考えられない。
だから、それに向き合うためのきっかけ探しかなと。
"好き"の定義がわかれば、「これが"好き"なんだ。じゃあ今自分が抱えてるものはどうなの?」となるし、
同じような感情を持つ人がたくさんいて、みんながみんな"好き"。じゃあ自分のものもそうなのかもしれない。となれるかもしれない。
(後者に関しては、現状そんな感じでも避けてる節はあるが。)
どれにしたって、"好き"の答えは最終的にはちづるの中にある。"好き"だったとしても"好きじゃなかった"としても、ちづるの感情だから持ってるのはちづる自身。
すぐそばにあるけど、それをのぞき込むことができていない。
それを覗くためのきっかけ探し、方法探し。
それが"調査"なんじゃないかな、と思います。
最後の「和也と付き合ったら」を想像したのも、一つのきっかけになってると良いなあ。
予告タイトル"トラック"。
トラックといえば、車両のトラックと陸上とかのトラックがありますね。
ここまでスポーツ要素はほぼないからまあ後者はないだろうけど、この流れでどう車両が関わってくるんでしょうか。
別に和也とかちづるが運転しているわけでもないし。
あるとしたら、引っ越し業者のトラックとか?
和也の荷物の搬送とか(まだ早い気もするけど)、以前片づけた大量の石を運ぶ業者とか。
ということで、進捗確認で突入した八重森。はっきり聞けたわけではないけど、ちゃんと進もうとしてるのが伝わる。
八重森の回答がちづるにどう響き、どう届いたか。お風呂から出てばったり和也と会って動揺するちづるとか見れるのか。
よくわからないトラックとどう絡むのか想像しながらまた一週間頑張りましょう。