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グラスを手に
・2ページ目
かんぱーいっ!!!
・3ページ目
お祝い達成
・4ページ目
崩れたケーキ
・5ページ目
気まずくなる
・6ページ目
食べてい?
・7ページ目
美味しい!
・8ページ目
気を取り直して
・9ページ目
花
・10ページ目
きっとすごく祝われてて
・11ページ目
楽しめてるのか
・12ページ目
写真
・13ページ目
人の誕生日≠お祭り
・14ページ目
注目はされるけど
・15ページ目
生誕祭は感謝の日
・16ページ目
そんなところで
・17ページ目
主役なんだから
・18・19ページ目
賑やかな空間
・20ページ目
居心地のいい温かな空間
ちづるの一声で始まった誕生日会。
時間もなく、もともとできないと思われていたため準備も特になし。
かき集めたお菓子と墨ちゃんのケーキ、何の変哲もない貼紙を添えて乾杯でスタート。
しかも、そのケーキもちょっと崩れてた。
でも、ちづるのフォローも入りながらつつがなく進行。
そんな中ちょっと席を外した和也が見つけたのは、舞台の仲間からの花。
和也としては、女優の世界はすごくキラキラしててまぶしい世界。虎穴の時も感じてたように自分には手の届かない世界。
そんな世界の中でのちづるの様子は基本的には舞台でしか感じ取れない。舞台のちづるが輝いているからこそ、和也もそういうものだと思っている。
その世界での光の部分を和也は知らない。
そして、その世界での影の部分も和也は知らない。
光あるところに影がある、といったようにこんな輝かしい世界にも暗い部分もある、
それを和也は知らないし、それに打ちひしがれているちづるも知らない。
でも、そんなちづるを知らず知らずのうちに何度も励ましている。そしてちづるはそれに救われている。
それに気づく日は来るんだろうか。
...ないだろうなあw
その間に、ちづるは八重森に写真についての質問。
その前にも崩れたケーキをすぐ食べてたりと、あのお祝いとの対比を思い起こさせます。
確かに八重森もSNS映えを気にするタイプ。だから気にしていてもおかしくはない。
でも、八重森はコスプレイヤーや配信者である以前に一人のオタク。
推しの誕生日やお祝い事はそれが最優先。それを押しのけてまで目立ちたくはない。
人の誕生日をダシにしてバズるのは解釈違い。
営業活動の面もあるから舞台メンバーのことを一概に悪く言い切れないけど、八重森としてはそれは違う。
方向性の違い、って感じでしょうか。
ここの一連でちづるの救われたような表情を見ると、自分の想いを八重森が代弁してくれたんだなって感じます。
そんな所で和也が戻ってきて動揺するちづる。
最後に名前が出てきたとはいえ、八重森の代弁から和也を連想しているあたりだいぶ和也のことが頭にあるんだなあと思いますね。
さらに気遣った言葉に対しての返しからも、和也の祝おうとしてる気持ちがさらに伝わってくる。
別に大所帯でもない、豪華でもない、手が込まれてるわけでもない。
でも、自分のお祝いのために集まってくれた友人がこうやってにぎやかに笑顔を咲かせている。
「手の込んだ儀式」のようなお祝いよりも、「ささやかだけど盛り上がる」お祝い。
元々庶民派なちづるにとってはこちらの方がありがたい。
そして、ちょっと前まではたった一人で過ごしてたこの実家。それが今は友人たちでにぎやかになっている。
元々あの祖父母と過ごしてた家だから、当時もおそらくにぎやかな空間になっていたんだと思います。
その反動があの時の涙に現れていたであろうから、また活気が戻ってきたこの居間にすごく安心した。
それが最後のあの表情に出ているのかな、と思います。
予告タイトル"プレゼント"。
さあ、プレゼント。
数話前で墨ちゃんが買っていたものの正体も気になりますが、結局和也はどうするのか。
結局ここまで何も決まっていないので、とっさに何か思いつくのか、それとも結局渡せないのか。
個人的には、舞台の感想プレゼントしてほしいなあ(また言ってる)
ということで、ちょっと締まらない感じの誕生日会にはなっているけど、ちづるにはこっちのがうれしいお祝いに。
そんなちづるの安心した表情が見れた回ですが会はまだまだ進行。それぞれ(八重森も)何のプレゼントを用意するのか気になりますが、それは次回お披露目ということでまた一週間頑張りましょう。