カラマリ・ユニオン(’85)
![フィンランド国旗](https://emoji.ameba.jp/img/user/ck/ckenbow/87166.gif)
監督:アキ・カウリスマキ
「カラマリ・ユニオン」=“イカ墨同盟”って・・・・・
なんか弱そうな同盟(笑) しかも、主人公の15人の男たちの名は皆フランク。
フランク! と呼んだら、15人振り返る。
オフ・ビート感たっぷりのカウリスマキ長編第2作。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150715/19/pyscipks/59/d4/j/o0369022013366921156.jpg?caw=800)
全員の名前がフランクという15人の男たち。
その名も 「カラマリ・ユニオン(イカ墨同盟)」
彼らが目指すのはたったひとつ、腐った現実の向こう側にある理想郷=〈エイラ〉
15人のフランクたちは、今日も腐臭漂う街を、魂をかけて走り抜ける。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150715/19/pyscipks/d7/98/j/o0800053313366919907.jpg?caw=800)
「誰に言っているんだと思う? お前だよ! フランク!」
いやいや、それを言っている君もフランクだし、取り巻きもフランクだし(笑)
「カラマリ・ユニオン(イカ墨同盟)」 という固い絆で繋がり
「エイラ」と呼ばれる理想郷へ目指すわけですが
ヘルシンキの街並は、反旗を翻した男たちには冷たかった。。。。。
知らない車のボンネットに飛び乗ったり、地下水道に潜り込んだりと
あらゆる手段でというか、面倒くさい手段で進んでいくんですけど
理想郷への道のりは険しく、ひとり、またひとりと、フランクが脱落していくんです。
動画は、15人バラバラに行動していたかと思うと突然ステージに集結し
ロックン・ロール・ライブに早変わり。 なんか、カウリスマキらしい。
現代社会への皮肉と批判が込められて作られたんでしょうけど
15人のフランクたちが、あまりにもトボけたキャラなので(笑)
ただ、カウリスマキの社会の底辺で生きる人たちへのまなざし
彼らの気持ちに寄り添うような作風は、長編第2作から強く感じられます。
「カラマリ・ユニオン」(イカ墨同盟)を結成する、フランクという名の15人のサングラスの男たち。
パンクな奴もいれば、ダンディな男、詩人、労働者もいる。
彼らは腐った現実の向こう側にある理想郷を目指し、腐臭の街を駆け抜ける。
カラマリ・ユニオン/パラダイスの夕暮れ 【HDニューマスター版】(DVD)/出演者不明
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