グッバイ・モロッコ(’98)
![イギリス](https://emoji.ameba.jp/img/user/ii/iinanihon/23087.gif)
原作:エスター・フロイトの小説「郷愁のモロッコ」
監督:ギリーズ・マッキノン
当時の興収世界記録を作った「タイタニック」の後に
ケイト・ウィンスレットが数多のオファーの中から選んだ作品。
今になってみれば、「タイタニック」の方が
彼女のキャリアの中で異色作となっていますよね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150208/16/pyscipks/94/d2/j/o0580036613212120000.jpg?caw=800)
1972年、妻子ある男との恋に破れた25歳のジュリア(ケイト・ウィンスレット)は
2人の娘を連れて、ロンドンからモロッコのマラケシュへとやって来た。
貧しくも自由な生活を満喫するジュリアだったが
新天地での不自由な生活に娘たちは不満を抱く。
娘たちの反抗に手を焼くジュリア。
そんなある日、彼女は大道芸人のビラル(サイード・タグマウイ)と出会う……。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150208/16/pyscipks/f9/e4/j/o0400025813212120001.jpg?caw=800)
開放的な大地、艶やかな色彩、情熱的な音楽
雨ばかりの陰鬱なロンドンから、エネルギッシュなモロッコへ
自分探しの旅に出たひとりの女性。
ただ、付き合わされる子供たちは、たまったもんじゃない(笑)
長女のビー(ベラ・リザ)は自分探しの旅なんかより学校に行きたい。
持ち金は底をつき、他人に頼り、男に依存するジュリアの姿には
共感しがたい部分はあるものの、異国のモロッコでの体験は
ジュリアにとっても、子供たちにとっても
その後の人生において、かけがえのないものになっていく・・・・・
原作者は、精神分析の権威フロイトの孫娘。
母と妹とともに1年半にわたってモロッコで暮らした実体験を基にしたもの。
ケイト・ウィンスレットが10代の頃に原作を読んで強く心を動かされたという。
オファーのタイミングによっては、「タイタニック」を蹴って
この映画に出演していたかもしれませんね。
すっぴんで、モロッコの陽を浴びる姿は、どこか吹っ切れた表情。
原題にもなっている子供たちが連呼する「ヒディアス・キンキー」
直訳すると「醜悪な」「変態」という意味らしいですが
日本で「うんち!うんち!」って連呼する子供みたいなもんなんでしょうか?(笑)
不思議の国では 愛は厳しく 風はやさしい
異国モロッコの旅を通して自分を見つけようとする女性を描いたヒューマン・ドラマ。
グッバイ・モロッコ [DVD]/ケイト・ウィンスレット,サイード・タグマウイ
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