死刑執行人もまた死す(’43)
監督:フリッツ・ラング
誰の評論だったか忘れてしまいましたが
「アメリカに渡ってからのラングの作品は鳴りを潜めてしまった・・・・」
そんなことないと思いますっ。
第2次世界大戦中のドイツ軍占領下のチェコ
プラハでナチスの地区司令官が暗殺された。
実行犯であるレジスタンスの医師フランツ(ブライアン・ドンレヴィ)は
マーシャ(アンナ・リー)一家のアパートに身を隠すが
ナチスは市民を無差別に逮捕・連行していき…。
実際に“死刑執行人”の悪名をとったナチス高官
ハイドリッヒ暗殺事件をヒントに作り上げた反ナチ映画。
ナチスのせいで祖国ドイツを追われ
アメリカに渡らざるを得なかったフリッツ・ラング
その思いというものを、これでもかとぶつけているようにも感じる。
「自由は闘って勝ち取るものだ」
市民の頑なな抵抗の姿勢は、彼そのものの姿だったのかも。
そして、粋なエンドクレジットの演出も・・・・
反ナチ映画としてだけではなく、フィルム・ノワールとしても十分に楽しめる作品。
プラハを占領していたナチス高官の暗殺を受け、ナチスは暗殺者をあぶり出すため無差別処刑を開始。
そんな中、プラハに住む娘マーシャの下に犯人が現れ…。
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