ダイヤルMを廻せ! | Untitled



ダイヤルMを廻せ!(’54)アメリカ


原作 : フレデリック・ノットの舞台劇

監督 : アルフレッド・ヒッチコック


ハラハラ、ドキドキ。非常に楽しめる娯楽サスペンス。

グレース・ケリーの美しさも、ちょっと別次元っ(((゜д゜;)))

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資産家のマーゴ(グレース・ケリー)を妻に持つトニー(レイ・ミランド)は

彼女が推理作家のマーク(ロバート・カミングス)と浮気していることを知り殺害を計画。

犯罪歴を持つ旧友スワン(アンソニー・ドーソン)を脅し妻の殺害を依頼するが

襲撃の際に逆にマーゴに刺殺されてしまった。

現場に戻ったトニーはマーゴを殺人犯に仕立てようと策を練り直すのだったが・・・・。

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か弱い女性が小さなハサミひと刺しで、男を殺すことができるだろうか、とか

あれだけ綿密に計画された完全犯罪なのに、あの凡ミスはないだろう、とか

文字通り、物語の鍵となる家の鍵のトリックとか

ツッコミどころは満載なのに、登場人物に感情移入させ、観る者を釘付けにさせる。

観終わった後には、この上ない満足感が得られるのは、やはり見せ方が上手いんだな~

グレース・ケリーが旦那と愛人と交わすキスの違いとか

愛人と抱き合っているところに、旦那が帰ってきた気配を感じて

抱き合っていた2人の影が、さぁ~っと離れていくシーンなんか大好きです。

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トニーが犯罪計画をスワンに説明するくだりになると

カメラが家の中の俯瞰ショットになり

観る者も犯罪計画に参加しているかのような感覚に。

そして不思議なのが、場面場面によって感情移入する人物が変わるため

自分は一体誰の味方をしているのだろう・・・という感覚になってしまう。

トニーの完全犯罪を成立させてあげたいの? 

あんな綺麗なグレース・ケリーを死なせていいの?

やっぱり、見せ方が上手いんだな~


→ アルフレッド・ヒッチコック監督作品



妻マーゴの不倫を知ったトニーが、旧友レズゲートの弱みにつけこんで妻殺害を依頼する。しかし、襲われたマーゴはレズゲートをハサミで殺害してしまった。トニーはその事件を、妻による動機ある殺人となるよう仕向ける。
ダイヤルMを廻せ [DVD]/レイ・ミランド,グレース・ケリー,ロバート・カミングス

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