ユーリー・グリゴローヴィチの追悼企画としてのボリショイ・バレエの全幕映像の無料公開。
先にご紹介した、「白鳥の湖」や「ライモンダ」に続き、まさかの第2集が公開されています。
こちらも、往年のバレエファンには嬉しいラインアップです。
「くるみ割り人形」(1977年収録)
マーシャ :エカテリーナ・マクシーモワ
王子 :ウラジミール・ワシリーエフ
ドロッセルマイヤー :ウラジミール・レヴァショフ
ねずみの王様 :セルゲイ・ラドチェンコ
「スパルタクス」(1970年収録)
スパルタクス :ウラジミール・ワシリーエフ
フリーギア :エカテリーナ・マクシーモワ
クラッスス :マリス・リエパ
エギナ :ニーナ・ティモフェーブナ
「ジゼル」(1987年収録)
ジゼル :リュドミラ・セメニャカ
アルベルト :アンドリス・リエパ
ハンス :ヴィクトル・バリキン
ミルタ ウィリーの女王 :マリーナ・レオノワ
※YouTubeの概要欄では、マクシーモワ&ワシリーエフとありますが、セメニャカ&リエパが正しいと思われます。
ボリショイ劇場のアーカイブを見たところ、おそらくこちらのキャストかと。
「石の花」(1979年収録)
カテリーナ :エカテリーナ・マクシーモワ
ダニーラ :ウラジミール・ワシリーエフ
銅山の女王 :スヴェトラーナ・アデルハエワ
「イヴァン雷帝」
イワン雷帝 :ウラジミール・ワシリーエフ
アナスタシア :リュドミラ・セメニャカ
クルブスキー :ボリス・アキモフ
ボリショイ・バレエの黄金ペアであった、マクシーモワ&ワシリーエフ、大好きだった方も多いのではないでしょうか。
そして、個人的な白眉は、リュドミラ・セメニャカの「ジゼル」。
こちら、おそらく一般発売されていない、非常に貴重な映像と思われ、私も今回が初見です。
まあ~、リュドミラ・セメニャカがジゼルその人としか思えない、素晴らしいパフォーマンス。
いえ、パフォーマンスではなく、私たちが中世ドイツの村娘ジゼルの生涯を目撃したといえるくらいの衝撃です。
こちらだけでも、ぜひご覧ください。
まるで、舞台の上で、ジゼルその人が踊っているみたいで、凄すぎる…。
— バレエ好きの経理担当者 (@VumnujewAd8EPFA) May 21, 2025
細かいテクニックどうこうではなく、身体が弱くても、踊りが大好きで、恋の喜びを知ったジゼルなのです。
ジゼルという少女の生涯を目撃したような衝撃。
これぞ、バレエの素晴らしさ。https://t.co/saUowveTJR pic.twitter.com/5URmWR6pOr