ボリショイ・バレエの元芸術監督であり、「スパルタクス」や「愛の伝説」といった数々のバレエ作品で知られる、ユーリー・グリゴローヴィチが、98歳で亡くなったとのことです。
日本メディアからも、記事が出ました。
ワガノワ・バレエ・アカデミーで学び、キーロフ・バレエでソリストを務めた後、同劇場で「石の花」を手がけて振付家デビュー。
その後、ボリショイ・バレエへ移り、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」といった古典バレエの多くを改訂した他、「スパルタクス」や「イワン雷帝」を振付し、彼の作品は、劇場になくてはならないレパートリーとなりました。
妻であったベスメルトノワをはじめ、ウラジミール・ワシリーエフ、エカテリーナ・マクシーモワといったスターと共に、ボリショイ・バレエの黄金時代を築き上げたグリゴローヴィチ。
長くトップの座を務めたことで確執も生まれたかもしれませんが、「グリゴローヴィチなくしてボリショイなし」といえる功績を残したことは間違いありません。
ボリショイ・バレエ「スパルタクス」。1975年撮影の映画版。
主演は、初演キャストのウラジミール・ワシリーエフ。フリーギア役でベスメルトノワ、クラッスス役でマリス・リエパが共演。
「愛の伝説」や「イワン雷帝」といった名作ハイライト集。
ボリショイ・バレエ「イワン雷帝」全幕。
ウラジミール・ワシリーエフ主演。
リュドミラ・セメニャカとボリス・アキーモフが共演。
おまけ。1978年ボリショイ・バレエ来日公演のプログラムです。