朝からバスに揺られて、モンマルトルへ。


やって来たのは、偉人たちが眠るモンマルトル墓地です。

墓地が観光名所って不思議な気分ですが、散歩ができそうな、ゆったりとした雰囲気。


さて、こちらの写真でお分かりでしょうか。


「主人」感満載で構えたネコたちがお出迎え😂



墓地の敷地内には、大小を含めて小径がたくさんあり、非常に広大です。

入口に無料のマップがあり、著名人のお墓がイニシャルで示されていますので、それを頼りにお目当ての方々の元へ!

(このイニシャルというのが曲者なのと、全ての列が記載されているわけではないため、大体のエリア特定にしか使えないですが…😅)


こちらは、「椿姫」で知られる、アレクサンドル・デュマ・フィス。



「オペラ座の怪人」の墓地のシーンや、「ジゼル」第2幕を彷彿とさせる雰囲気。



バレエ界のレジェンド、ニジンスキーのお墓。

彼の代表作「ペトルーシュカ」が腰掛けるお墓は、もはや芸術作品。



数奇な運命を辿った伝説のバレエダンサーがここに眠っていると思うと感慨深いです。





こちらは、19世紀のロマンティック・バレエを代表するバレリーナ、マリー・タリオーニの母親のお墓だそうです。

トウシューズやバレエシューズがたくさん!



「ジゼル」の作曲家として知られる、アドルフ・アダンのお墓。

墓標の雰囲気が、どこか「ジゼル」っぽい。



誰のものかは分かりませんが、ゴージャスすぎて思わず撮影してしまったお墓。





踊り子の絵を数多く残したドガのお墓。

恥ずかしながら、名前の綴りを初めて知りました!



こちらは、「コッペリア」や「シルヴィア」といったバレエ音楽でお馴染みのレオ・ドリーブ。



音楽家らしいこちらのお墓は、オッフェンバックのもの。




最後に、どうしても訪れたかったお墓がこちら。



あの「椿姫」のヒロイン、マルグリットのモデルである、社交界の華マリー・デュプレシが眠っています。

奇しくも、暫くの間、恋人同士であったデュマと同じ墓地。



気分だけはアルマンな私。

地図で見ても、本当に分かりにくい場所にあって、あちこち彷徨った挙句に見つけました。



バレエにもゆかりのある様々な偉人たちが眠るモンマルトル墓地。

彼らに思いを馳せながら巡るのもいいものですよ。


寒い中、長時間墓地を歩き回って、しっかりと風邪気味になったオタクでした😅