パリ滞在中、パリ・オペラ座ガルニエ宮での公演がほぼなかったのですが、どうしてもガルニエで舞台鑑賞がしたくて、リサイタルを予約。


メトロポリタン・オペラのライブビューイングでもお馴染み、ルネ・フレミング出演です。


正面入口を入っただけで、劇場の魔法にかかります。

内部見学も良いけど、劇場は観客が入ってこそ!







ガルニエといえば、やはりロジェ(ボックス席)に座りたい!ということで、座席はこんな感じ。



あのシャンデリアが目の前に!

もう気分は、「オペラ座の怪人」のファントム(歌は上手くない)またはラウル(パトロンになれる資金なし)です😂



ちなみに、ネクタイは、学生時代にネクタイ発祥の地と言われるクロアチアで記念に買ったもの。

「この赤色は、ガルニエに合うはず!」と思って、今回初使いです。


ルネ・フレミング、もちろんオペラ全幕を歌っていた頃の全盛期は過ぎていると思いますが、相変わらずお綺麗でした。


第一部がやや似たり寄ったりの選曲で、なんだか微妙だったのですが、後半はオペラのコケティッシュなアリアも織り交ぜて楽しませてくれました。

最後は、観客も一緒にハレルヤの大合唱。


カーテンコールも、劇場空間を含めて、景色が凄い!











ふと、「パリ・オペラ座に来られるのは、これがラストかも」という想いに駆られ、客席が空っぽになるくらいまで、ずっと客席内を見つめていました。

シャガールの天井画、シャンデリア、女性が最も引き立つ色とされる真紅の内装…。

心に焼き付けて、劇場を後にしました。