マリインスキー・バレエのフィリップ・スチョーピンが、プリンシパルに任命されました。

 

 

主演予定であった「青銅の騎士」の上演前に、芸術監督のファジェーエフが発表したとのことです。

 

 

 

スチョーピンは2005年入団。永久メイさんをはじめ、多くのバレリーナの素晴らしいパートナーを務めてきました。 

最近では、「バレエの美神」そして「NHKバレエの饗宴」で来日し、正統派ワガノワ・メソッドを日本のバレエファンへ届けてくれたのも記憶に新しいです。

 

 

 

 

 

 

彼を日本のバレエファンが知るきっかけになったのが、2015年来日公演。 

 

シャクリャローフが「愛の伝説」の途中で怪我をしたため、急遽東京公演の「ロミオとジュリエット」で主演したのでした。

 

 

 

大阪では、元々「ロミオとジュリエット」で主演しており、私もそれで彼を知りましたが、美しいダンスール・ノーブルで、「これでプリンシパルではないの?」と思った記憶があります。

 

 

 

 

入団から20年でプリンシパル、漸く報われたようで嬉しいです。

ソロはもちろんですが、パートナーを美しく魅せられる男性プリンシパルは、ロパートキナの相手役であったダニーラ・コルスンツェフをはじめ、マリインスキー・バレエの伝統ともいえますから。

 

「ジゼル」オレシア・ノヴィコワと

 

「くるみ割り人形」永久メイさんと

 

「眠れる森の美女」永久メイさんと