またまたこの季節がやってきました。

 

お正月恒例、ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2025の放送予定が出ております。

Eテレで2025年1月1日(水) 午後7時からです!

今のうちに録画ボタンをポチっと!

 
そして、バレエファンにとっては、オーケストラと同じくらい大切なバレエ!
地上波でバレエが放送される貴重な機会!
 
というわけで、どこよりも早く、どこよりも詳しく、ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2025のバレエ情報をお届けします!
(需要はあるのでしょうか…😅)
 

来年のニューイヤーコンサート、バレエは2曲あります。

 

ポルカシュネル「あれかこれか」 作品403 (ヨハン・シュトラウスII世)

 

・「加速度円舞曲」作品234(ヨハン・シュトラウスII世)

 

振付は、ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート初登場、キャシー・マーストン。

 

 
チューリヒバレエ出身で、2023-2024年シーズンからは、チューリヒバレエの芸術監督も務めている彼女。
英国ロイヤル・バレエやノーザン・バレエで数多くの作品を手掛けてきました。
 
「ジェーン・エア」(ノーザン・バレエ)

 

「ザ・チェリスト」(英国ロイヤル・バレエ)

 

英国ロイヤル・バレエでのリハーサル風景

 

 

「ヴィクトリア」(ノーザン・バレエ)

 

こうした文芸作品、実在の人物を、舞踊を通じて描き出す、彼女の物語バレエは、高い評価を得てきました。

満を持して、ニューイヤーコンサートの振付デビューを果たします。

 

そして、衣装デザインは、オペラの美術デザインの他、画家やインテリア・デザイナーとしても活躍する、パトリック・キンモンス(Patrick Kinmonth)。

 

 
Vogueの Arts Editorとしてキャリアをスタートした彼は、オペラやバレエの 美術デザイン、グッチ、エルメスといった有名ブランドとのプロジェクト、メトロポリタン美術館の Wrightsman Galleriesの修復プロジェクトといった、マルチな活躍を見せてきました。
 
キャシー・マーストンとは、既に「ジェーン・エア」や「SNOWBLIND」(サンフランシスコ・バレエ)、「Summer and Smoke」(ヒューストンバレエ)でタッグを組んでいます。
 
ドレスデン国立バレエ団「ドン・キホーテ」

 
スウェーデン・ロイヤル・バレエ「ライモンダ」

 
ロケ地は、ウィーン技術博物館とSüdbahnhotel Semmeringです。
 
 
この2ヶ所が選ばれたのは、「ヨーロッパ、そして世界へシュトラウス一家が名を馳せる要因となった、鉄道の発達というテーマを体現する場所だから」とのこと。
 
出演するダンサーは、こちらです。
ベテラン勢では、木本全優さんとダヴィデ・ダドは名前がありますが、オルガ・エシナがいないのは、日本のバレエファンには寂しいかも…。
 
ポルカシュネル「あれかこれか」 作品403 
Sveva Gargiulo, Sinthia Liz, Laura Cislaghi, Natalya Butchko, Trevor Hayden, Andrés Garcia Torres
 
・「加速度円舞曲」作品234
Sonia Dvořák, Davide Dato, Elena Bottaro, Masayu Kimoto, Alice Firenze, Victor Cagnin, Rashaen Arts, Kristián Pokorný
 
 
いずれにせよ、来年こそは、穏やかな年越しであることを願ってやみません。