フィギュアスケートで、バレエやオペラ、クラシック音楽を用いた美しいプログラムが出てきてくれることが、バレエファンにとってのお楽しみ。

 

新シーズンの個人的注目は、こちら。

 

今までも、数々の美しいプログラムを披露してきた、ラトデニ君こと、デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)。

 

演目は、バレエ「ラ・バヤデール」。

 

 

 

 

 

これを見て、とあるバレエダンサーのソロルを思い起こした貴方は…バレエファンの鑑です。

 

実は、このプログラムの振付、コーチのステファン・ランビエールに加え、英国ロイヤル・バレエのプリンシパル、ワディム・ムンダキロフが参加!

 

 

バレエオタクには、たまらないスリーショット。

 

 

ランビエールがワディムのファンらしく、ロイヤル・オペラハウスでの目撃情報がある他、来日公演も観ていたようです。

 

 

ワディム以外にも、パリ・オペラ座バレエ来日公演でも。

 

 

 

ふとした仕草が、ワディムのソロルを彷彿とさせるわ~と思いつつ、見ておりました。

 

ただ、曲構成は摩訶不思議で、冒頭は、舞姫ニキヤを失って(自分の優柔不断さのせい)阿片へ溺れるシーン。

ロイヤル・バレエ版では、ラストのガムザッティとの結婚式で、ニキヤの幻を見る場面でもあります。

 

 

そこから、唐突に、ガムザッティとの婚約式より、太鼓の踊り。

 

あれ、君、ソロルじゃなかった?😅

決めポーズも、バレエのこの場面そのままでした(笑)

 

 

そこから、しっとりとしたステップ・シークエンスは、影の王国へ。

 

2人の魂のつながりを示す、スカーフのパ・ド・ドゥ。

 

そこから…一気にコーダへ突入して、世界を巻き添えにしたラストへ😂

ザハロワの高速ターンに負けない、ラトデニ君のスピンに注目!

 

曲は?がいっぱいですが、スケーティングを用いた表現が、まさにソロルで、バレエファンとしては大満足。

やはり、バレエプロをするなら、「曲を使っただけ」ではなく、これくらいやってほしい!

 

ラトデニ君の「ロミオとジュリエット」、かなだいの「ラ・バヤデール」、真央ちゃんの「白鳥の湖」は、バレエファンが見ても素晴らしかったです。

 

 

 

振付を手掛けたワディム・ムンダキロフの「ラ・バヤデール」。

ニキヤ、ガムザッティ共に、ロイヤル・バレエ、いえ世界のスターで固めた神映像。