最近、プレミアムシアターでのバレエ放送が多くて、嬉しいオタクです。
9月9日(月)午前1時05分から、BSプレミアムで、パリ・オペラ座バレエ「リーズの結婚」が放送されます。
バレエファンの皆様!今すぐ録画を!
今年3月、パリ・オペラ座バレエで収録された映像が、もう放送されるとは!
予告編(今回のキャストとは異なります)
ここ10年ほどで、バレエをはじめとする、舞台芸術のテレビ放送は、次々と削減されています。
このプレミアム・シアターでさえ、BSが再編される際、削減の話があったとも聞きます。
舞台芸術をテレビから消さないためにも、皆様、ぜひぜひご覧くださいませ!
<出演>
リーズ:レオノール・ボラック
コーラス:ギヨーム・ディオップ
アラン:アントワーヌ・キルシェール
シモーヌ:シモン・ヴァラストロ
管弦楽:パリ・オペラ座管弦楽団
指揮:フィリップ・エリス
<あらすじ>
第1幕
舞台は、フランスの田園地方。
農家のシモーヌの家に、穏やかな朝がやってきます。
鶏たちが起き出し、新しい日の始まりを告げます。
★見せ場① 動物も踊るぞ、チキン・ダンス!
幕開けを飾る、鶏たちの愉快な踊り。
この日の舞台では、YouTubeでもおなじみ、後閑飛雄馬さんがメインを務めています。
英国ロイヤルバレエの映像。
さて、シモーヌの一人娘、リーズは、農夫コーラスと恋人同士。
彼女が、愛を伝えるために結んでおいたリボンを見つけたコーラスは有頂天で、恋人たちは楽しく踊ります。
見せ場② ラブ・パワーでリボンも編みます♪ あやとりのパ・ド・ドゥ
アシュトン版の見せ場である、あやとりのパ・ド・ドゥ。
「恋人結び(True lover's knot)」として、愛の象徴としても使われるリボンを、パ・ド・ドゥへ取り入れた名場面。
小道具は事故が起こりがちで、ダンサー泣かせでもありますが、踊りつつ見事なあやとりを披露する恋人たちに注目を。
ところが、それを許さないのが、母親シモーヌ!
「なんで、アタシの娘を、ボンビー・ファーマーの嫁にやらなあかんの!愛でご飯は食べれんわ」というワケ。
そんなシモーヌが、娘の結婚相手としてもってこいと思ったのは、裕福な農場主トーマスの息子アラン。
超リッチな農場主の跡取り息子が、アタシの娘にプロポーズとか、まじラッキー♪
ところが、このアラン君、人柄は良いのですが、ちょっと周りと違う時間軸で生きている子。
幸せにはなってほしいけれど、そのお相手は、私以外でよろしく!という感じで、リーズには相手にしてもらえません。
「可愛いリーズとツーショット♪」…って、1人増えてる?
皆で訪れた収穫イベントでも、リーズをコーラスにとられるわ、笛を吹いたらセンスゼロでからかわれるわで、散々な目に…。
でも、強調しておきますが、彼、めっちゃいい子です。
★見せ場③ 愛の幸せをおすそ分け♪ リボンの踊り
恋人たちが、シモーヌの目を盗み、リボンを手に踊るパ・ド・ドゥへ、村娘たちも加わり、舞台がリボンで満開となる幸せいっぱいの場面です。
★見せ場④ 心は永遠の女子高生♪シモーヌ母さんの木靴ダンス!
男性ダンサーが女装して演じるのがお約束のシモーヌ。
リーズとコーラスがイチャイチャするのを阻止しようとしますが、恋人たちを応援したい村ガールたちにおだてられ、木靴の踊りを披露する羽目に(笑)
木靴の踊りは、英国北部ランカシャーに伝わる踊り。
このように、フランスが舞台でありつつ、英国のフォークロア・ダンスが多く取り入れられているのも、この作品の特徴です。
実は、このダンス、若き日のシモーヌの十八番。
最初は渋々だった彼女が、「おばちゃんの本気、見せたるで!」とばかり、流石の腕前を披露。
彼女が、木靴に履き替えるため、靴を脱ぎ捨てる場面で「待ってました!」とばかりに笑いと拍手が起こることもある、名場面です。
こうして、皆が楽しく踊っていると、日本のゲリラ豪雨顔負けの嵐が!
恋の力でも、大雨は追いやれず、一同はずぶ濡れになって逃げていきます。
★見せ場⑤ 元祖メリーポピンズ?アラン君の命運は?
アラン君のトレードマークは、真っ赤な傘!
嵐の中でも、大事な傘を手放さなかった彼はどうなるのか?
1幕最後の大きな見せ場にご注目を!
