いや~、パリ五輪開会式、素晴らしかったです。
フランスの歴史、文化、舞台芸術が大好きな方々には、たまらないモチーフがたくさん散りばめられた大会だったと思います。
アスリートはそっちのけ感はありましたが(笑)、映像で観ているととてもワクワクしました。
パリの街を舞台に、時空を超えた壮大な芸術作品を観た気分。
演出家が、舞台芸術の出身ということもありますが、それよりも、関係者が自国の文化、歴史を慈しみ、それらを最も魅力的に見せる手段を選んできたなと。
文化レベルや教養ってこういうことと思わされました。
(記憶から消し去りたい前回大会…)
早速、開会式の公式映像がアップされております!
冒頭のレディー・ガガ×ジジ・ジャンメールから、バレエファンの皆様は大喜びではないでしょうか。
#LadyGaga gives an amazing performance of #ZiziJeanmaire’s “Mon Truc en Plumes” (“My Thing With Feathers”) accompanied by 8 dancers also carrying pink feather fans as part of the grand opening of the 2024 Paris Olympics!👏👩🎤◯◯◯◯◯ 🏅🏆🏟🗼🇫🇷👑❤️🔥#ParisOlympics2024… pic.twitter.com/aoSpRkz6pC
— World Music Awards (@WORLDMUSICAWARD) July 26, 2024
ジジ・ジャンメールご本人による『羽飾りのトリック(Mon truc en plumes)』。
後年は、マルチな活躍を見せましたが、元はパリ・オペラ座バレエ出身のバレリーナ。
退団後、夫でもあるローラン・プティが立ち上げたバレエ・ド・パリに参加し、世界的に知られる活躍をみせました。
最も有名な作品は、1949年初演「カルメン」(プティ振付)。
特に、「バレエ界初のラブシーン」として知られる「寝室のパ・ド・ドゥ」は、大きな話題となった名場面。
ジジが演じるカルメンが、「100万ドルの脚線美」と称えられた脚を惜しげもなく披露しました。
こちらは、偉大なミハイル・バリシニコフとの共演。
映画「アンデルセン物語」(1952年)。
アンデルセンが恋するバレリーナ役を務め、バレエシーンはローラン・プティが振付。
北欧の有名ダンサー、エリック・ブルーンも出演。
ムーラン・ルージュのダンサーたちによるフレンチ・カンカン。
一軍ではないのか、バラバラ感が凄かったですが、まあこれはこれで😂
Because we can, can, can! 💃
— The Olympic Games (@Olympics) July 26, 2024
80 artists from the Moulin Rouge perform the iconic dance that dates back to the 1820s.
Their pink costumes have been specifically designed for the #OpeningCeremony. Très chic. 👌#Paris2024 pic.twitter.com/3b7dFsXgx5
そして、シャトレ座で披露された「レ・ミゼラブル」より「民衆の歌」。
これはずるいです(笑)
Les Miserables durante a abertura dos Jogos Olímpicos 🇫🇷 #Paris2024
— Review Musical (@areviewmusical) July 26, 2024
pic.twitter.com/6KY71JPIDk
ここからのマリー・アントワネット×コンシェルジュリー×メタルが大きな話題でしたが、ビジュアル強すぎて😂
pic.twitter.com/YFuXegjwuS
— Amanda (@tool_fan_amanda) July 26, 2024
Everyone please watch Gojira at the opening ceremony. A French metal band playing in front of where Marie Antoinette was supposedly beheaded. So fuckin’ metal! 🤘🏼🤘🏼🤘🏼
使用された楽曲は、「サ・イラ(Ah ! ça ira, ça ira, ça ira)」という革命歌で、フランス革命時、「ラ・マルセイエーズ」と共に大流行したもの。
元は、「ル・カリヨン・ナショナル(Le Carillon national)」という舞曲で、アントワネット自身が弾いたというエピソードもあるそうですよ!
そして、バレエファンが心待ちにしていた、パリ・オペラ座バレエのエトワール、ギヨーム・ディオップによるパフォーマンス。
大変美しくて、見応えがありました!
Guillaume Diop, o primeiro bailarino negro do Teatro Municipal da França e o primeiro a ser consagrado pela Ópera de Paris, fez uma apresentação solo na cerimônia de abertura #Paris2024 pic.twitter.com/krR39mgQlq
— Africanize (@africanize_) July 26, 2024
パリ・オペラ座バレエからはもう一人、エトワールのジェルマン・ルーヴェも踊りを披露しています。
ラストの聖火台、そしてセリーヌ・ディオンが披露した「愛の讃歌」は号泣しました。
Celine Dion #Paris2024 #Olympics #Olympic2024 pic.twitter.com/3f8Pm0qqrE
— Celine Dion Icon (@celinedionlcon) July 26, 2024
セリーヌ・ディオン様から公式映像が出ております!
一部雨だったのが悔やまれますが、フランスの誇りが伝わる素晴らしいセレモニーでした。
各国のアスリートが、同じボートで入場する姿も、オリンピックとはこうあるべき、という精神を見た気がします。
