昨夜、X経由で、嬉しい情報を共有いただきました。

 

 

世界で最も権威のあるバレエ賞の一つ、ブノワ舞踊賞の2024年のノミネートが発表され、東京バレエ「かぐや姫」での功績として、振付家賞に金森穣さん、最優秀女性ダンサー賞に秋山瑛さんがノミネート!

 

 

 

 

 

バレエ界のアカデミー賞ともいえるブノワ舞踊賞、過去にも木田真理子さん(2014年)、オニール八菜さん(2016年)が受賞、昨年の永久メイさんのノミネートも記憶に新しいですが、「日本のバレエ団所属の日本人ダンサー」、そして「日本人が創作したオリジナル作品」がノミネートされたことは、大変素晴らしい快挙だと思います。

 

ちなみに、今年の審査員の一人に齊藤友佳理さんがいらっしゃるのですが、日本人が審査員を務めるのも、2008年の牧阿佐美さん以来だそう。

この時は、新国立劇場バレエ団の八幡顕光さんが、振付賞ノミネートの「カルミナ・ブラーナ」(ビントレー作)を披露し、男性ダンサー候補のデニス・マトヴィエンコのパートナーとして、酒井はなさんが「椿姫」を披露しています。

翌年には、牧阿佐美振付の「椿姫」全幕がボリショイ劇場で披露されるという、こちらも素晴らしい快挙でした。

 

 
 
結果発表は、6月25日ですが、25日と26日には、ボリショイ劇場でガラ公演が予定されています。
東京バレエの秋山瑛さんは、25日に本弾さんと「かぐや姫」の抜粋を披露、26日にも宮川新大さんと出演(演目未定)されることが、ブノワ舞踊賞HPで発表されています。
 
このご時勢で手続き等大変だとは思いますが、このノミネートは快挙ですし、ぜひボリショイ劇場での披露も実現してほしいです。
 
ブノワ舞踊賞2024 ノミネート一覧
 
振付家賞
・マルコ・ゲッケ(ネザーランド・ダンス・シアター「In the Dutch Mountains」)
 

 

・ユーリ・ポソホフ(ボリショイ・バレエ「スペードの女王」)
 

 
・金森穣(東京バレエ「かぐや姫」)
 

 
 

・Maxim Sevagin(モスクワ音楽劇場バレエ「Class Concert」)

 

 

・Martin Chaix (フランス国立ラン歌劇場 「ジゼル」)

 

 

 

最優秀女性ダンサー賞

 

・プリスカ・ザイゼル(ミハイロフスキーバレエ「ジゼル」)

 

・ニコレッタ・マンニ(ミラノ・スカラ座バレエ「海賊」)

 

タチアナメルニク(ハンガリー国立バレエ「スパルタクス」)

 

・オレシア・ノヴィコワ(マリインスキーバレエ「ファラオの娘」)

 

・秋山瑛(東京バレエ「かぐや姫」)

 

クセニア・リジュコワ(モスクワ音楽劇場バレエ「雪の女王」)

 

・Sun Huixin(中国遼寧省バレエ「ノートルダム・ド・パリ」)

 

 

最優秀男性ダンサー賞

 

・Gergő Ármin Balázsi(ハンガリー国立バレエ「ピグマリオン・エフェクト」)

 

・アルテミー・ベリャコフ(ボリショイ・バレエ「イワン雷帝」)

 

・ウラディスラフ・ラントラートフ(ボリショイ・バレエ「スペードの女王」)

 

・ニコラ・デル・フレオ(ミラノ・スカラ座バレエ「パピヨン」)

 

ニキータ・チェトヴェリコフ(ミハイロフスキーバレエ「スパルタクス」)

 

・Zhang Haidong(中国遼寧省バレエ「ノートルダム・ド・パリ」)