我が家にとっては、「紅白歌合戦」や「ゆく年くる年」よりも、こちらがお正月の風物詩、
ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの季節がやってまいりました!
2024年も、1月1日19時より、ウィーン楽友協会から生放送が行われます。
忘れないうちに、録画ボタンをポチっと。
もういくつねると お正月~♪
— バレエ好きの経理担当者 (@VumnujewAd8EPFA) December 26, 2023
ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートよりバレエ名シーンを振り返り。
まずは、2002年の「美しく青きドナウ」。
悲鳴が出そうになる王子様の登場に注目。
音楽性抜群でカッコイイのに、どこかお茶目な役どころ(笑)https://t.co/6wsjgpmnON pic.twitter.com/SX764Ct4A6
ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート、バレエ名シーンを振り返り♪
— バレエ好きの経理担当者 (@VumnujewAd8EPFA) December 27, 2023
2010年より「ワルツ 朝の新聞」。
舞台は、ウィーン美術史美術館。
お花のようなドレスは、あのヴァレンティノ!
これを観て、ヴァレンティノのウィンドウを眺めに行った男子小学生の自分😅https://t.co/YCCqDkvpbB pic.twitter.com/UX0ZkYaz8P
さて、2024年のバレエシーンですが、既にオーストリアメディアより、情報が上がってきております。
今回、バレエが披露される曲は、2曲あります。
↓プログラムはこちらから。
1曲目は、「イシュル・ワルツ」(シュトラウス二世)。
こちらは、遺作のワルツと呼ばれており、シュトラウス二世の死後発表されたもの。
バレエのロケ地は、もちろんタイトルの通り、ザルツブルク近くの避暑地バート・イシュル。
シュトラウス二世以外にも、ブラームスやレハール、マーラーも愛したという作曲家ゆかりの地。
そして、あの皇后エリザベートと、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が出会った運命の場所としても有名ですよね。
2024年に、バート・イシュルを中心としたザルツカンマーグート地方で、芸術文化を発信する「European Capital of Culture Bad Ischl Salzkammergut 2024」というプログラムが開催されることもあり、今回初めて、ニューイヤーコンサートの撮影場所に選ばれたそう。
撮影に使われたのは、離宮カイザー・ヴィラ。
こちらは、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベートの結婚祝いとして、皇太后ゾフィーから2人へ贈られた別荘。
皇帝自身が、愛するエリザベートの頭文字Eを模るよう、建物を改築したという思い入れがある離宮でした。
ここを舞台として、ボンバナは、作品のイメージを膨らませたとのこと。
「あまりにもバート・イシュルとエリザベートの結びつきが強いため、彼女の生涯をそのまま作品とすることはしたくなかった。
まず、出発点として、高貴で、名誉ある立場にありながら、自らの地位や責務に息苦しさを覚えている女性が、幻想にふける様子をイメージしたんだ。
そして、彼女の愛や自由への渇望が、次第に現実味を帯びていくんだよ。」
この作品を表現するのは、ウィーン国立バレエのファーストソリスト(最高位)ケテヴァン・パパヴァとエノ・ペシ。
そして、2曲目は、「ウィーン市民」(ツィーラー)。
ロケ地として使われたのは、オーストリア北東部チェコ国境近くのローゼンブルク城。
低地オーストリアで最も美しいと称されるルネサンス様式のお城で、1000年前にこの丘に咲く野バラから、「ローゼンブルク」という家名を選んだという騎士の逸話があります。
この振付は、「ウィーン国立バレエの美しいダンサーたちによる舞踊へのオマージュ」をイメージし、オリガ・エシナを中心に、5組のペアが出演するとのこと。
発表されている出演者は、オリガ・エシナ、ケテヴァン・パパヴァ、ヒョ・ジョン・カン、イオアナ・アヴラム、エレナ・ボッタロ、ブレンダン・セイ、エノ・ペシ、木本全優、ジョルジョ・フォーレス、ジョルト・トロク。
また、ボンバナ曰く「冒頭とラストで、この地ゆかりのスターが登場するよ。誰かはまだ秘密だけどね。」とのこと。
衣装を手掛けたのは、オーストリア出身のデザイナー、スザンヌ・ビソフスキー(Susanne Bisovsky)。
ウィーンを中心に、ファッションデザインの他、ザルツブルク音楽祭やスカラ座で衣装デザインを手掛けたこともあります。
最近では、マーティン・シュレプファー振付「マーチ・ワルツ・ポルカ(Marsch, Walzer, Polka)」で、衣装デザインを担当しています。
今回がニューイヤーコンサート初登場ですが、バラをモチーフに、無数のスワロフスキーをあしらったキュートな衣装が出来上がっています。
当日の放送を心待ちに、皆様どうぞ良いお年をお迎えください!